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これぞ2017年度版 Wild Wild West ~その2~【コロラド・ロッキーズ】野球人No.1307

Greg Holland 20170627 


【1】今日の野球人

コロラド・ロッキーズ




引き続き、大波乱のナ・リーグ西地区を
見ていきたい。



現在、47勝32敗 勝率.595 で、
大健闘のコロラド・ロッキーズ。

Nolan arenado 20170401

ご存知、このチームはデンバーという高地に
本拠地を置く為、気圧が低く、空気抵抗が
少ない。結果として打球の飛距離が伸び、
『打者は天国、投手は地獄』。



このチームを運営するGMは、常にこの条件を
前提にチームを構成せねばならず、胃が痛く
なる日々を過ごすことになる。



現在のGMは、2014年オフから務めて
いる、『秀才』ジェフ・ブリディッチ。
名門ハーバード大学を卒業した超エリートだ。

Jeff Bridich 2015年GM特集

ブリディッチは就任当初から、ファーム組織の
充実化を図り、昨年あたりから結果が少しずつ
見え始めてきた。



開幕前のロッキーズの評価は、
『地区優勝は難しいが、若手
有望株が豊富なダークホース』。



予想を大きく上回る活躍だ。

Charlie Blackmon 20170627

好調の要因は何といっても投手陣。
現在のチーム防御率4.54は、何と
ナ・リーグ9位!



チーム防御率が常に5点台で、リーグワースト
が定位置であるロッキーズにとって、これは
まさに大健闘の数字だ。



今季監督に就任したバド・ブラックは、
投手コーチ出身。数多くの投手を育て上げた
その手腕は、非常に評価が高い。

Bud black 20170627

ルーキー左腕のフリーランドは、今季
ローテーションに定着し、早くも8勝。
防御率も3点台と安定している。

※ちなみにロッキーズで防御率3点台は、
他チームの場合、2点台後半と見積もっても
いいかもしれない。



もちろん、打線も相変わらずの破壊力だ。



今やリーグを代表するスラッガーへと
成長したアレナードは、今季も絶好調。
昨年ブレイクしたブラックモンと共に、
左右の大砲として機能している。

Charlie Blackmon 201706272

ここに来て、やや失速気味のロッキーズ
だが、まだ6月下旬。このままズルズルと
落ちることなく、最後の最後までドジャースを
苦しめてもらいたいところだ。



これぞ2017年度版 Wild Wild West ~その1~【ナ・リーグ西地区】野球人No.1306

Rockies 20170626 


【1】今日の野球人

ナショナルリーグ西地区



今シーズン、ナ・リーグ西地区が面白い。



ここ数年この地区は、ドジャースと
ジャイアンツの一騎打ち。
ロサンゼルスvsサンフランシスコという、
ビッグマーケットが牛耳る地区だ。



しかしながら今シーズン、予想外の出来事が
起こっている。

Dogers 20170626 

1位のドジャースは順当とは言え、
上位3チームを、開幕前にいったい
誰が予想できただろうか。下記、
6月25日現在の成績だ。



1位:ドジャース 50勝26敗
2位:ダイヤモンドバックス 47勝28敗
3位:ロッキーズ 47勝30敗
4位:パドレス 31勝44敗
5位:ジャイアンツ 27勝50敗



何と言ってもダイヤモンドバックスと
ロッキーズの大躍進が目を見張る。

Nolan Arenado 20170626 

ビッグマーケットの2チームと比べて、
チーム予算は半分近いものの、今シーズンは
スタートダッシュに成功。チームは勢いに
乗っている。



そして、名将ブルース・ボウチー率いる
『大人のチーム』ジャイアンツが、
まさかまさかの地区最下位。借金は20
越え、既に敗戦モードが漂う。



2010年以降、4度のワールドチャンピオン
に輝いた常勝軍団だが、絶対的エースの
バムガーナーが故障離脱。チームは岐路に
立たされている。

Giants 20170626 

おそらく、7月末のトレードデッドライン
では、『売り手』に回る事が予想される。



当初から地区最下位と予想されていた
パドレスは、やはり今年も苦しい状況。
とは言え、開幕前から勝負はほぼ捨てて
おり、あと数年は若手育成がメインとなる
だろう。



『西の横綱』ドジャーズの絶対的有利は
変わらないものの、やはりロッキーズと
ダイヤモンドバックスの下剋上に期待
してしまう。

Zack Greinke 20170626 

明日以降、ロッキーズとダイヤモンドバックス
の現在状況を、それぞれフォーカスして
いきたい。


2017年MLB戦力分析編【シアトル・マリナーズ】野球人No.1305


球団改革の成果が、少しずつ形に。
目指すは2001年以来のPO進出

Nelson Cruz 20170507

【1】今日のチーム

シアトル・マリナーズ

2016年度成績

[成績]86勝76敗
[順位]西地区2位
[得失点差]+61(4位)
[年俸総額]1億4233万ドル(12位)
[観客動員数]226万人(18位)
[監督]ボブ・メルビン
[GM]ジェリー・ディポート


[予想オーダー]

1 SS セグラ
2 RF ギャメル
3 2B カノー
4 DH クルーズ
5 3B シーガー
7 C  ズニーノ
9 1B ボーゲルバック
8 LF ハニガー
6 CF ダイソン


[予想先発ローテーション]

ヘルナンデス
岩隈
バクストン
スマイリー
ガヤード


[救援投手]

ビンセント
シーシェック
ディアズ(CL)


【オフェンス】4点(5点満点)

昨シーズン、リーグ3位の得点力を誇った
攻撃陣に、セグラとダイソンが加入。
パワーと機動力を兼ね備えた打線となった。
ボーゲルバック、ハニガー、ギャメルといった
若手も台頭しつつあり、うまく噛み合えば
昨年以上の得点力を発揮する可能性も。
セグラとダイソンが加入した為、チームの
盗塁数は大幅にアップするだろう。


【ディフェンス】3点(5点満点)

実績のある2人(ヘルナンデス、岩隈)が
ローテの柱だが、不安も多い。絶対的な
エースであったヘルナンデスは故障が
増え、岩隈も36歳。年間を通じて健康を
維持できるかがカギを握る。そういった
意味でも、3番手のパクストンの本格開花に
期待したい。クローザーは、昨年彗星の
ようにデビューしたディアズ。平均球速
97.8マイルの剛腕だが、真価が問われる。
守備はセグラ、ダイソン、ハニガーの
加入でかなり締まった印象。


【総括】3~3.5点(5点満点)

長年、球団運営に失敗し続けてきたが、近年
光が差し込んできた。ディポートGMのフット
ワークは軽く、チームカラーに合わせた
球団改革が進む。今季は先発陣に不安が
残るものの、ワイルドカード狙いであれば
PO進出も夢ではない。とは言え、エースの
ヘルナンデスがこのまま停滞するようだと
将来設計にひずみが生まれる。今季も4月の
5先発中、100球を投げたのは1度のみ。
現在は右肩を故障しDL入りしており、
今後のパフォーマンスに疑問が残る。



【2】編集後記

例年でしたら開幕前に終わるはずの

戦力分析が5月にずれ込んで

しまいました^^;

残るはあとレンジャーズのみ!

遅くなりすみません(笑)

2017年MLB戦力分析編【オークランド・アスレチックス】野球人No.1304

 
ビーンの手腕をもってしても、戦力不足は
明らか。新球場建設に希望を見出す。

Khris Davis 20170424

【1】今日のチーム

オークランド・アスレチックス

2016年度成績

[成績]69勝93敗
[順位]西地区5位
[得失点差]-108(14位)
[年俸総額]8680万ドル(26位)
[観客動員数]152万人(29位)
[監督]ボブ・メルビン
[編成総責任者]ビリー・ビーン


[予想オーダー]

1 CF R.デービス
2 C  ボート
3 DH ヒーリー
4 LF K.デービス
5 RF ジョイス
6 SS セミエン
7 3B プルーフ
8 1B アロンゾ
9 2B ラウリー


[予想先発ローテーション]

グレイ
グレイブマン
マネイア
トリッグス
コットン


[救援投手]

ドゥーリトル
カシーヤ
マドソン(CL)


【オフェンス】2点(5点満点)

昨年の得点数653は、ア・リーグ最下位。
打開策として、オフに盗塁王のデービス、
そこそこのパンチ力を持つジョイス、
プルーフを獲得。大きな上積みは期待でき
ないが、得点数最下位は抜け出せそうだ。
昨年42本塁打を放ち、ブレイクした
K.デービスだが、今年はかなりマークが
厳しくなりそうだ。注目は、若手の
ヒーリー。ルーキーイヤーの昨年は
見事3割をマーク。パワーもあり覚醒に
期待したい。


【ディフェンス】2.5点(5点満点)

打撃同様、投手力はリーグワーストクラス。
しかしながらオフには目立った補強は行わず、
現有戦力の底上げを狙う。エースのグレイは
今年も故障がちで、開幕からDL入り。若手の
マネイアやコットンに期待したいところだが、
まだまだ経験不足。今年もローテーションの
やりくりには苦労しそうだ。ブルペンは
まずまずの顔ぶれ。ドゥーリトル、
カシーヤ、マドソン、アックスフォードと
いったクローザー経験者が名を連ねる。
他球団でクローザー失格となった投手
ばかりだが、ビーン再生工場』に期待
したい。


【総括】2.5点(5点満点)

2012年から3年連続でプレーオフ進出も、
ここ2年は最下位。マイナーに控える
有望株もあまり期待できず、チーム
設計に狂いが生じている。カリスマ的な
手腕を発揮してきたビーンだが、ここ数年
の動きは明らかに裏目に出ている。今季も
アスレチックスを最下位に予想するメディアは
多く、苦戦を強いられそうだ。とは言え、
反骨精神の塊であるビーンだけに、簡単には
諦めないはず。良い意味で期待を裏切って
くれるだろう。



【2】編集後記

週末は、三男のお宮参りでした

産まれて2か月半が経ちましたが、

健康に育ってくれています。

上の2人の兄も、可愛がってくれています。

ただ数年後は、男3人で激しいケンカ

をするんだろうな・・・^^;

2017年MLB戦力分析編【ロサンゼルス・エンゼルス】野球人No.1303


オフに積極補強も若手が枯渇。
今年もトラウトだけが輝くのか?

mike trout 20170419

【1】今日のチーム

ロサンゼルス・エンゼルス

2016年度成績

[成績]74勝88敗
[順位]西地区4位
[得失点差]-10(9位)
[年俸総額]1億6467万ドル(7位)
[観客動員数]301万人(7位)
[監督]マイク・ソーシア
[GM]ビリー・エプラー


[予想オーダー]

1 3B エスコバー
2 RF カルフーン
3 CF トラウト
4 DH プホルズ
5 1B バルブエナ
6 2B エスピノーザ
7 LF メイビン
8 SS シモンズ
9 C  マルドナード


[予想先発ローテーション]

リチャーズ
シューメイカー
ノラスコ
スキャッグス
チャベス


[救援投手]

ノリス
ベドロージアン
ストリート(CL)


【オフェンス】3~3.5点(5点満点)

昨年、トラウトとプホルズという大砲を
抱えながらも、得点力は平均以下。オフは
長打力のあるエスピノーザ、バルブエナ、
高い身体能力のメイビンを中心に補強。
しかしながら、大きくレベルアップしたとは
言えず、引き続きトラウトへの警戒は緩む
事はなさそうだ。プホルズも衰えが進行して
おり、もはやOPS.800越えは厳しい
状況。


【ディフェンス】2.5点(5点満点)

ウィーバー、ウィルソンという、かつての
左右の柱が抜けた。次世代を担うべき、
エース候補のリチャーズは故障がちで、
スキャッグスも壁にぶつかっている。先発
ローテーションは層が薄く、優勝争いに
加わるには明らかに力不足。クローザーは
ベテランのストリートとベドロージアンが
競う。ベドロージアンが成長し、ストリート
に引導を渡せるようであれば、ブルペンは
安定する。守備の要は何といってもシモンズ。
アクロバティックで超人的なプレーは今年も
健在。今季からセカンドに入るエスピノーザも
高い守備力を誇る。


【総括】3点(5点満点)

オフの間に野手を中心に積極補強を展開した
ものの、優勝争いに加われる程ではない。
特に先発陣は駒不足。リチャーズと
スキャッグスに期待したいところだが、年間
を通じて、ローテーションを維持できない。
さらに深刻なのが、有望株の枯渇問題。
ここ数年、エンゼルスのマイナーはメジャー
ワーストクラス。思い切って『再建モード』に
舵を切りたいところだがトラウト、プホルスの
巨額契約が足かせとなっており、身動きが
取れない。今年もそこそこの選手を補強した
ものの、根本的な解決にはなっていない。
また、ソーシア監督も長期政権の弊害が
出ており、評判は良くない。




【2】編集後記

先日、プロのカメラマンに

プロフィール写真を撮って頂きました。

本業(貿易業)用にスーツの写真と、

副業(ライター業)用にカジュアルの

写真です。

やはりプロは違いますね^^;

ちょっと恥ずかしかったですが(笑)

PC版で『野球人.com』を見て頂ければ、

私のプロフィール写真が載っています(笑)
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