野球人.com

TOP ≫ ARCHIVE ≫ 2013年02月
ARCHIVE ≫ 2013年02月
      

≪ 前月 |  2013年02月  | 翌月 ≫

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Comments (-) Trackbacks (-) スポンサー広告

WBCアメリカ代表の豪腕クローザー【クレイグ・キンブレル】野球人No.34

Kimbrel.jpg


【1】今日の野球人
[選手名]クレイグ・キンブレル
[ポジション]投手
[チーム]アトランタ・ブレーブス
[背番号]46
[生年月日]1988/5/28
[2013年シーズン年俸]48万ドル





・両足を肩幅ぐらいに開く
・腰を90℃折る
・左斜め前に、顔を向ける 

・左手のグローブは、脇に抱える
・右手は、肩の力を抜き、ブラブラさせる。 



これは、クレイグ・キンブレルが、捕手の
サインを 覗き込む時の、独特のポーズ
である。



キンブレルは、アトランタ・ブレーブスの
クローザーであり、今回のWBCアメリカ
代表にも選出された。



この男、ベビーフェイスだが、とんでもない
ボールを 投げる。 160km/hを超える
速球(4シーム)と、140km/hのスライダー
のコンビネーション。
投球スタイルは、
いたってシンプルなのだ。 




しかし、この剛速球は、打者の手元で
素晴らしく伸びる。
さらに、この剛速球を、
左右高低に投げ
分ける能力もある為、
打者にとっては、まさにボールが向かって
来る様に感じる。



そして、最後は高速スライダーでバットが
空を切る。
(本人は、このボールを、スライダー
ではなくカーブと言っているが・・)



今回、WBCのアメリカ代表にクローザー
として 選ばれているので、この剛球を
是非、ご覧頂きたい。



しかし、日本がアメリカに勝つには、
何としてでも打ち崩さなくてはならない。
回の終盤で、このベビーフェイスが、
必ず出てくる。



こいつは、かなり厄介だ。







【2】編集後記 
今日のお昼は、某有名回転寿司チェーン店

でした。よく、海外のお客さんを連れて行く

のですが、
毎回、感動してくれます。

それにしても、あの
細部までシステマチック

された仕組みには
僕らでも驚きます。
スポンサーサイト

汚名返上に賭ける、韓国の英雄【秋信守】野球人No.33

Choo.jpg 


【1】今日の野球人
[選手名]秋信守(チュ・シンス)
[ポジション]ライト
[チーム]シンシナティ・レッズ
[背番号]17
[生年月日]1982/7/13
[2013年シーズン年俸]737.5万ドル





『玄人好みの5ツールプレイヤー』
『過小評価されているアジアNo.1選手』



これは、2年前までの秋信守(チュ・シンス)
の評価である。自身もアジアNo.1を自負
しており、イチローに対してライバル心
剥き出しの コメントも多かった。 



安定した打撃で、打率.300 20本塁打
20盗塁 出塁率.400 を計算できる
スラッガーであった。



少なくとも、あの事件を起こすまでは・・。



事件は、2011年シーズン中に起きた。
秋信守が泥酔状態で車を運転し、現行犯で
逮捕されたのである。



まぁ、実際の所、スポーツ選手が飲酒運転
で逮捕されることは頻繁にある。 だが、
秋信守の場合、その後の対応がまずかった。 



『要求は何でもきくから、見逃して欲しい』
と、カネで揉み消そうとしてしまった。
そして、さらに警察は逮捕時の映像を
マスコミに 配布してしまったのである。

※その映像はYou tube でご覧頂ける) 

    ↓    ↓
www.youtube.com/watch 



これには、アメリカだけでなく、母国の
韓国にまで 波紋を呼んだ。



逮捕後の2011年~2012年シーズン、
秋信守のプレーは完全に精彩を欠き、
成績は急降下。
解りやすいまでに、
プレーに影響が出て
しまったのである。



そして先日、インディアンズからレッズへ
トレードされた。



秋信守は、逮捕時に『人生が終わる』  
と周囲に漏らしていた。何が何でも汚名返上
しなければならないだろう。 



新天地で再び、輝きを取り戻せるか。
酒好きの野球選手『あぶさん』は、あくまで
漫画の主人公。
真似をしてはいけない。  






【2】編集後記
ブログを書き始めて、1ヶ月が経ちました。

1日1人、野球選手のコラムを書くという、

少々無茶な企画ですが、やっと30人を

クリアしました。

今後とも、どうぞ宜しくお付き合いください。

まだ、ロケットの燃料は残っている【ロジャー・クレメンス】野球人No.32

Clemens2.jpg  

【1】今日の野球人
[選手名]ロジャー・クレメンス
[ポジション]投手
[チーム]2013年現在 未契約
[生年月日]1962/8/4









「No Strike out No life」
(三振なしでは、生きていけない)



こんな言葉をつぶやきながら、
ロジャー・クレメンスは 
昨年、現役に復帰したのだろうか。
それとも、ただの気まぐれか。 



ロジャー・クレメンスは、
2012年8月20日、独立リーグ
シュガーランド・スキーターズで、
5年ぶりにマウンドに立った。 



御年50歳
伝説の豪腕が、突然帰ってきた。 
息子よりも若い選手を相手に、戦うために。 



かつての剛球は鳴りを潜めたが、
いまだ、速球が140km/hを超えるそうだ。
まったく恐れ入る。 



村田兆治は、60歳を超えてもなお、
厳しいトレーニングを 重ね、
フォークボールを投げている。
クレメンスも同じ人種なのだろう。 



今後もクレメンスは 
和気あいあいとした
楽しい
草野球だろうが、 容赦なく
厳しく内角に
剛速球を投げるだろう。 



パワーピッチングと言う麻薬に、
憑りつかれた人生。

ニックネームは、ロケット。



この男のタンクには、まだ燃料は
残っているようだ。










【2】編集後記
SONYが、プレステーション4を発表

しましたね。電化製品で大きく遅れて

しまったSONYは、
まさに社運をかけて

いるのでしょう。

バイオハザードのファンとしては、

期待したいです。

地味で目立たない、隠れた名将【小川淳司】野球人No.31

小川


【1】今日の野球人
[名前]小川淳司
[チーム]ヤクルト・スワローズ
[肩書]監督
[現役時代]外野手 1992年引退
[生年月日]1957/8/30

 









『伝説のトップセールスマンが、組織を
束ねるリーダーに
向いているとは限らない。』

よく聞く言葉である。




かつて現場のエースだった人間が指導者の
立場になった時、若い芽を潰してしまう
ケースが多いという。
それは、

『自分が動いて結果を出す』能力と 

『人を動かし、チームで結果を出す』能力が、

まるで違うからである。



同じ事が野球にも言えよう。 

現役時代、スタープレイヤーだった人間が、
監督としても成功するとは限らない。 




今日ご紹介する野球人は、
失礼だが現役時代、あまりパッとしなかった。 
キャラクターとしても派手さはなく、
いたって地味である。 



小川淳司 55歳



現在のヤクルトスワローズの監督である。
現役時代は、レギュラーに定着できず、 
控えの外野手として11年プレー。
引退後は、スカウト3年、2軍監督9年、
1軍ヘッドコーチ2年。



そして、2010年、高田監督がシーズン
途中で辞任した為、
小川に監督のイスが
回ってきた。 




コーチ暦14年と言う、長い下積みを経ての
監督就任。
典型的な『内部昇格型』の
叩き上げのリーダーである。
 


メジャーリーグでは、こういった監督人事は
珍しくない。



中には、現役時代、メジャーリーグに昇格した
ことすらなかった人間が、
引退後、メジャー
監督になった
ケースもある。現役時代の実績
ではなく、指導力を評価されて、抜擢
される
のである




日本プロ野球は、
いまだに、現役時代の
スタープレイヤーを監督にする傾向にある。
監督自身のキャラクターに、集客力を求める
のである。これは全くもって、おかしな話で
ある。




なので小川のような、本当に指導力のある
リーダーが、
監督に抜擢されるという事に、
素直に嬉しく感じた。



今後も監督として結果を出し、現役時代に
結果を残せなった人間たちの『希望の星』
なって頂きたい。 



地味だが人望のある人間が、正当に評価
される、
そんな世の中であって欲しい。 










 

【2】編集後記
いよいよWBC開幕ですね。

今回イチローが出場しませんので、

2006、2009年
の時とは、何か雰囲気が

違います。
今日のコラムでも、リーダーシップ

について触れましたが、
阿部と稲葉がいる

ので大丈夫でしょう。
目指せ3連覇。

凄すぎる二刀流【ディオン・サンダース】野球人No.30

Sanders3.jpg 

【1】今日の野球人
[選手名]ディオン・サンダース
[ポジション]外野手
[チーム]レッズ 他 2001年引退







「もし、サッカーの本田圭佑が、
ワールドカップとWBCに出場したら?」



冒頭からバカげた質問で恐縮である。



多くの方が「ありえない」とお答えに
なるだろう。
そもそもサッカーと野球
では、求められる能力が違うし、
日本では前例がない。




しかし、メジャーリーガーが学生時代に、
野球だけでなく、バスケットボール、
フットボールを、掛け持ちしていた
という話はよく聞く。



群を抜いた身体能力で、引っ張りだこ
になるのだろう。




今日ご紹介する野球人は、なんと
プロとしてフットボール(NFL)と
野球(MLB)を掛け持ちした選手である。



ディオン・サンダース



スーパーボウル(NFL)と
ワールドシリーズ(MLB)に出場した
唯一の選手。



そう、冒頭のバカげた質問を
クリアして
しまった男なのだ。




最近では、こういった掛け持ちの選手を
あまり見かけなくなったが、
昔は、サンダースの他に2人程いた。



サンダースの場合、
野球とフットボールの比重(優先順位?)が、
3対7 ぐらいであった。



しかし、どちらの競技も一軍で活躍した
のだから、凄いことである。



日本ハムの大谷が、投手と野手の二刀流
にチャレンジ
するという。
サンダースと比較するのは、少々乱暴かも
しれない。



しかし、二刀流とは、そもそも
「上から言われてやる事」ではない気もする。
もちろん、サンダースは自分の意思でやって
いただろう。



というのも、この男、
病的と言えるほどの
傲慢さ、エゴイストを持っていたからだ。
(周囲とのトラブルも凄かったが・・)



もしサンダースが二刀流の先輩として、
大谷にアドバイスするなら、
こんなことを
言うかもしれない。



「本気で掛け持ちするなら、投手分と
打者分で、2倍の給料を請求しろよ。」

と。











【2】編集後記
今年のダルビッシュは、ソトが専属の捕手

になるそうですね。

専属と言えば、昨日の編集後記で、髪を

切る
話を書きましたが、ここ数か月、

色々な美容院
を周っています。なかなか

フィーリングの合う美容師さんに
巡り合えず

フラフラと。
早く専属(?)の美容師さんを

見つけたいです。

魔球「ウィックマンボール」の真実【ボブ・ウィックマン】野球人No.29

Wickman.jpg 

【1】今日の野球人
[選手名]ボブ・ウィックマン
[ポジション]投手
[チーム]インディアンズ他 2007年引退




 




「魔球」というと、どんなボールをご想像
されるだろうか。



サイヤング賞を獲得した
R.A.ディッキー
のナックルボールが、最も有名かも
しれない。
 



ボールに回転を与えないよう、指で
突き出すように投げる。



すると、木の葉がヒラヒラと落ちるように、
変化し、不規則に落ちていく。



今日ご紹介する選手は、ちょっと
ユニークな「魔球」 を持っていた。



太っちょで短足という、コミカルな体型



ボブ・ウィックマン



自身の名前を冠した魔球
「ウィックマンボール」で90年代~
00年代中盤に
クローザーとして
活躍した選手である。 




ウィックマンボールというのは、
4シームのストレートの一種。



しかしなぜか、不規則な回
転が
かかっており、
シュート気味に
落ちたり、揺れたりする。 
(通常4シームは、あまり揺れない)



ではなぜ、こんな揺れ方をするのか?



実は、この男、利き手である、
右手人差し指の先端(第一関節)が
欠損しているのである。 



幼少期の事故で、切断してしまったそうだ。



その為、4シームの握り方で握っても、
ボールへの、 指の力のかかり具合が、
普通と違うのである。



これがウィックマンボールの正体。



指の欠損は、ハンディキャップではなく、
一流メジャーリーガーとしての、
最大の
武器になったのだ。 




ナックルボールは伝授できても、さすがに
ウィックマンボールは伝授できないだろう。



このボールこそ、既に絶滅してしまった
伝説の「魔球」だったのかもしれない。










【2】編集後記
最近、髪を伸ばしていましたが、妻に

「短い方がいい」と言われている為、

切りに行こうと思います。

イチローもオシャレ坊主にしたことですし。

それにしても、彼は坊主が、本当に良く

似合いますね。

衰え知らずの元・ビック3【ティム・ハドソン】野球人No.28

Hudson.jpg

【1】今日の野球人
[選手名]ティム・ハドソン
[ポジション]投手
[チーム]アトランタ・ブレーブス
[背番号]15
[生年月日]1975/7/14
[2013年シーズン年俸] 900万ドル











才能のある3人を総称して、
御三家と、表現することがある。 



他にも、三羽がらす、三銃士、ビック3 等 
バリエーションは多い。



例えば、お笑いのビック3といえば、
ビートたけし、明石家さんま、タモリ 



そして野球でも、
先発のビック3
表現されることがある。 




2000年代前半、アスレチックス
を支えた 先発ビック3がいた。



1人は、小柄だが気迫あふれる右腕

1人は、長身でテンポのいい技巧派左腕 


1人は、落差の大きなカーブが武器の左腕 




今日ご紹介するのは、ビック3の中で唯一
今でもエース級の活躍を続ける、
小柄だが気迫あふれる右腕 



ティム・ハドソン



ブレーブス投手陣のリーダーである。



ハドソンの最大の武器は、低めに決まる 

ムービングファストボールだ。
とにかく
ボールが揺れて、低めに
沈んでいく。



なので、打者が打ちいくと
バットの下の面
にあたり、ゴロを
引っ掛けることになる。



松井がメジャーリーグ挑戦1年目、
内野ゴロ
を量産し、
「ゴロキング」と揶揄されたのは、
この球種を攻略できなかった為である。



他の2人、マルダーとジートであるが、
マルダーは引退、ジートはジャイアンツで
先発投手を務めているが、かつての
輝きはない。



2000年代前半に駆け抜けた偉大なるビック3
彼らを超える、若きビック3の出現に、期待したい 













【2】編集後記 
中国の大気汚染、pm2.5のニュースが

連日話題になっています。

今年の春は、pm2.5とスギ花粉で、

マスクなしでは
外出できない恐れあり

とのこと。
国境をまたいだ公害問題

です。日本の外交には、毅然とした

姿勢で取り組んでもらいたいですね。

捲土重来【アルバート・プホルズ】野球人No.27

APujols.jpg

【1】今日の野球人
[選手名]アルバート・プホルズ
[ポジション]1塁手
[チーム]ロサンゼルス・エンジェルス
[背番号]5
[生年月日]1980/1/16 
[2013年シーズン年俸]1600万ドル











アルバート・プホルズの
2012年は、屈辱にまみれた。



MVP3回
首位打者1回
本塁打王2回
打点王1回



2001年~2010年の最強打者は、
間違いなくプホルズだった。



そして昨年、10年2億7500万ドル
の大型契約で
エンジェルスへ移籍。



ワールドシリーズ制覇への切り札として、
三顧の礼で迎えられた。



しかし蓋を開けると、シーズン序盤は
大不振。
4月は本塁打ゼロ。
打率は2割を切る。



おいおい、大丈夫か。



早速マスコミの、不調の原因の
あら捜しが始まる。




まずは、年齢詐称疑惑。



1980年生まれとなっているが本当は、
1975年ぐらいじゃないのか、と。



そして、禁止薬物使用疑惑。



過去に禁止薬物を使用し続けたが
使用を止め、成績が落ちたんだろう、と。




どちらも根拠はないのだが、マスコミは
騒ぎ立てる。




そんな中、プホルズの不振を横目に、
驚異の新人、マイク・トラウトが大活躍。
良くも悪くも、エンジェルスの話題は、
トラウトへ移っていった。



今シーズン、エンジェルスは、同じ地区
のライバルレンジャーズから、
主砲ハミルトンをFAで引っこ抜いた。



マイク・トラウト
ジョシュ・ハミルトン
そして、アルバート・プホルズ



プホルズが復調すれば、とんでもない
打線になる。



2年目のエンジェルス、
2年目のアメリカンリーグ。
もう言い訳は許されないだろう。



年齢詐称と禁止薬物使用の声を
黙らせるためにも、
背番号5の
捲土重来を期待しよう。














【2】編集後記
レスリングが、オリンピック競技から外される

かもしれない
というニュースが話題です。

除外の理由も明確になっておらず、

どうやら問題の根は
深そうですね。

とにかく早期解決を望みます。


MVPは、灰色に【ライアン・ブラウン】野球人No.26

Braun.jpg


【1】今日の野球人
[選手名]ライアン・ブラウン
[ポジション]レフト
[チーム]ミルウォーキー・ブルワーズ
[背番号]8
[生年月日]1983/11/17
[2013年シーズン年俸] 850万ドル












 
南アフリカの義足のランナー
オスカー・ピストリウス氏が、
恋人の射殺容疑で逮捕された。 



世界中の多くの人々が耳を疑っただろう。



彼は世界中の障害者や子供たちに、
勇気を与えた英雄だった。
何かの
間違いであってほしい。 




しかし捜査が進み、誤射でもなければ、
自己防衛でもなく、
殺人との見方が
強まってきた。 





「残念」という言葉以外、見当たらない。 



今日ご紹介する選手も、疑惑が
付きまとっている。



ライアン・ブラウン



青木宜親の同僚であり、ブルワーズの
看板選手である。



2011年シーズンは文句なしの成績を収め
地区優勝へと導く。 

打率.332 33本塁打 111打点 33盗塁
OPS.994

そしてナショナルリーグMVPを獲得。
順風満帆のシーズンオフを迎えるはず
だったが、 なんと禁止薬物検査に
引っかかったのである。




まさか、MVP選手が・・・!?。



ブラウンは、検査方法に不備があると
異議申し立てを行う。
結果、出場停止は免れたものの、何とも
後味の悪いMVP受賞となる。



翌2012年シーズン、異議申し立てを証明
するかのように、
ブラウンは再び、
素晴らしい成績を収める。 




「そうか、あの時のことは、やはり潔白
だったんだな。」



多くのファンがこう思った
のもつかの間、
またもや、ブラウンに疑惑が。



選手に、禁止薬物を渡した医師の
薬物提供者リストに、
ブラウンの名前が
記載されていたのである。 




これに対し、再びブラウンは潔白を主張
しているが、もう駄目だろう。
火のないところに2度も煙は立たない。 



今後、ブラウンの残した素晴らしい成績は
「どうせステロイドを使ったんだろ?」という
灰色のフィルターを通して、見られるだろう。 



ブラウンよ、お前もか。



「残念」という言葉以外、見当たらない。












【2】編集後記
大学時代の友人が、デトロイトで

出産しました。
旦那さんの仕事の関係で

ミシガン州に住んで
いるんですが、なんと

帝王切開だったとの事。
最先端の医療

とはいえ、異国の地で帝王切開 
とは、

なかなか勇気がいること。 


いつか家族で行きたいです。

偉大なる模倣【クリス・セール】野球人No.25

Sale.jpg 


【1】今日の野球人
[選手名]クリス・セール
[ポジション]投手
[チーム]シカゴ・ホワイトソックス
[背番号]49
[生年月日]1989/3/30
[2013年シーズン年俸] 48万ドル






一般的に、『模倣』という言葉には、
あまり良いイメージがないようだ。 



人の真似、
二番煎じ
はたまた世界に目を向ければ 
中国製の模倣品、海賊版が氾濫している。 



今日ご紹介する選手は、ホワイトソックス
期待のサウスポー、
クリス・セール。



この男の特徴を簡単に挙げると、

・身長198cm 体重82kg 長身で痩せ形
・左投げのスリークォーター 
・100マイルの直球 
・切れ味鋭いスライダー
 

もうお気づきの方は多いだろう。
そう、通算303勝、サイ・ヤング賞5回の
サウズポー、あの
ランディ・ジョンソン
にそっくりなのである。



模倣とは、恥ずべきことなのだろうか。



他業界に目を向けると、『模倣すること』を
前向きに捉え、 別の言葉で表現する
ことがある。



音楽業界(特にHIP HOPの世界)では、
人の楽曲から影響を受け、取り入れることを
『インスパイアされた』と言う。 



職人の世界では、
『師匠の技を盗む』と言う。 



スティーブ・ジョブスは、Apple聡明期に
Sonyを
お手本』とした。 



要するに、どれも真似である。
こんな話もある。 



3度の三冠王の落合博満氏は、 


『現役時代から、マスコミが勝手に
オレ流、オレ流と騒いでくれた。
やっている事は、全て模倣なのにね』




と語っている。



良いと思った部分は、素直に模倣し、

模倣と模倣を組み合わせた結果、
オリジナルに達するのである。



セールも、ジョンソンのコピーで大いに結構。
結果を出し続けて、いつかジョンソンを超え、 



『昔いたジョンソンという投手は、
セールにそっくりのフォームだった』




と、言わせてしまえばいいのだから。




【2】編集後記
先日、ロシアに、隕石が落ちました。

実は、私の兄がモスクワに駐在しており、

ヒヤリとしましたが、無事を確認できました。

都心部に直撃していたら、どうなって

いたんでしょうか。

宇宙からの天災も、まさに『想定外』ですね。

三冠王を獲った悪童【ミゲル・カブレラ】野球人No.24

Cabrera.jpg 

【1】野球人データ
[選手名]ミゲル・カブレラ
[ポジション]三塁手、一塁手
[チーム]デトロイト・タイガース
[背番号]24
[生年月日]1983/4/18
[2013年シーズン年俸]2100万ドル













「今年も3つ獲りに行く。」



3度の三冠王に輝いた落合博満氏は
現役時代
よくこう言っていた。



3つというのは、打率、本塁打、打点。
すなわち、毎年三冠王取りを宣言
していた。



落合氏いわく、三冠王とは、
「狙って獲るタイトル」とのこと。



自分の打撃に専念していれば、
結果(タイトル)は、自然とついてくる、
なんて事は、絶対にないらしい。



そもそも、そんな甘い考えでは、
3つどころか1つもタイトルは獲れない、
とまで言っている。


ともあれ、
2012年シーズン、
メジャーリーグでは
45年ぶりに
三冠王が誕生した。



ミゲル・カブレラ



打率.330 44本塁打 139打点
堂々たる成績で3つ獲った。
そして、アメリカンリーグのMVP。



カブレラがシーズン前から、3つとも
狙っていた
のかはわからない。



ただしこの男、素行の悪さは
ハンパない。



緩慢な守備からチームメイトのと口論は
日常茶飯事。 



飲酒運転によって二度も検挙され、警官に
「俺が誰だかわかっているのか」と悪態を
ついたことも。
そして、3ヶ月間のアルコール依存症の
治療を
受ける。



いったい誰が、三冠王を予想した
だろうか。


100年以上前に、同じタイガースで
三冠王を獲得した
タイ・カッブも私生活は
荒れており、屈折した人間だった。



「最高の打撃技術と最低の人格」とも
評され、人種差別主義者でもあった。



何かと共通点が多い、この2人。



カブレラは、21世紀のタイ・カッブなのか。









【2】編集後記
松坂が、インディアンズとマイナー契約。

かつての上司、テリー・フランコーナ監督

の元で再起を賭けます。

自信を取り戻し、再びメジャーのマウンドに

帰ってくる。

”Rising Sun” (陽はまた昇る)の

ストーリーを信じましょう。

ボストンの突貫小僧【ダスティン・ペドロイア】野球人No.23


Pedroia.jpg 

【1】野球人データ
[選手名]ダスティン・ペドロイア
[ポジション]セカンド
[チーム]ボストン・レッドソックス
[背番号]15
[生年月日]1983/8/17
[2013年シーズン年俸]1000万ドル

【2】コラム
大相撲で、体格の小さい力士が、技を駆使して巨漢の力士を倒す。
場内は大歓声、座布団が舞う。

これが、大相撲の醍醐味である。

体格が小さいというハンディキャップを背負いながらも、必死に
プレーする選手は、大衆の心を惹きつける。これは万国共通だろう。

レッドソックスには大男に勇敢に立ち向かう、小さな選手がいる。

ダスティン・ペドロイア

この男、公称173cmとなっているが実際は170cmに満たない。

ペドロイアは、ボストン・レッドソックスの魂である。

小さな体に人一倍、闘争心、情熱、勝利への執着心が詰まっている。
そして、小さい体を目いっぱい使ってフルスイングする。 


ペドロイアの打撃で素晴らしい点は、フルスイングをするにもかかわらず、
三振の数が非常に少ない事が挙げられる。
これは動体視力と、目と手の協調運動が、非常に優れているから成せる
技である。

2006年にメジャーデビューし、2007年に新人王、
2008年には、アメリカンリーグのMVPを獲得。
名実共に、超一流プレイヤーの仲間入りを果たした。

ちなみにペドロイアのユニフォームは、泥だらけになっていることが多い。
ヘッドスライディング、ダイビングキャッチという、全力プレーの代償である。

「ペドロイアに、綺麗なユニフォームは似合わない」

おそらく、彼にとって最大の賞賛の言葉だろう。

【3】編集後記
今年の4月に第2子(男の子)が産まれるのですが、

良い名前が浮かびません。先日カブスに入団した藤川は、

名前が球児ですもんね~。
ご両親は、先見の明があったんでしょうか。

私たちの息子では、どんなに頑張っても150kmは投げられない

と思うので、とてもつけられませんが。

風貌も投球フォームもマニアック【ティム・リンスカム】野球人No.22

Lincecum.jpg 

【1】野球人データ
[選手名]ティム・リンスカム
[ポジション]投手
[チーム]サンフランシスコ・ジャイアンツ
[背番号]55
[生年月日]1984/6/15
[2013年シーズン年俸] 2200万ドル

【2】コラム
この男、街で見かけても、とてもメジャーリーガーには
見えないだろう。


なで肩で、長髪。
マリファナ(大麻)所持で一度、逮捕もされている。
オタク系カリフォルニアボーイとでも言おうか。
シリコンバレーのハッカーのように見えてしまう。

しかしこの独特の雰囲気が、サンフランシスコの一部のマニアに
大人気なのだ。

ティム・リンスカム

サイ・ヤング賞2回受賞、そしてサンフランシスコ・ジャイアンツを2度、
ワールドチャンピオンに導いた投手である。


リンスカムは、身体能力が抜群に高い。
大学時代は、アメリカンフットボール、バスケットボール、ゴルフでも才能を発揮。
多くのメジャーリーグのスカウトたちからは、身長の低さ、体の細さ、独特の投球
フォームを懸念し、指名を見送る球団が多い中、サンフランシスコ・ジャイアンツが
1位指名し、入団する。

全身をしならせた投球フォームで、最速99マイル(約159km/h)の速球と、
縦に落ちるカーブ、メジャー有数のチェンジアップで、三振の山を築く。

しかし線が細いのに、全身を目いっぱい使ったフォームは、多くの関係者が、
眉をひそめた(今でも批判され続けている)。

そして、こうつぶやく。

「あいつはそのうち怪我をする」

リンスカムは誰が何と言おうが、このフォームを貫くだろう。
それは、このフォームは元野球選手の父クリスさんと2人3脚で作り上げた
ものだからだ。

クリーブランド・インディアンスの期待のルーキー、トレバー・バウワーは、
なんと、このリンスカムの投球フォームそっくりなのだ。
完全コピーといっても過言ではない。信奉者はいるのだ。


リンスカムのような選手が日本プロ野球にいたら、どうなって
いたのだろう。

張本氏あたりが、「活ですよ!こんなピッチャー」とでも、
言うのだろか。

しかし、2度もチームをワールドチャンピオンに導いてしまえば、
文句はないだろう。

【3】編集後記
先日、新聞で「人工関節」の記事が載っていました。

年を取って、ひざが悪くなって歩けなくなっても、

膝関節の表面を取り除いて、セラミックやチタンの

人工膝関節に置き換えれば、歩けるようになるとの事。

ターミネーターの世界が、もうそこまで近づいてますね。

真のキングへの道【フェリックス・ヘルナンデス】野球人No.21


Hernandez.jpg 

【1】野球人データ
[選手名]フェリックス・ヘルナンデス
[ポジション]投手
[チーム]シアトル・マリナーズ
[背番号]34
[生年月日] 1986/4/8
[2013年シーズン年俸] 1950万ドル

【2】コラム
「地位が人をつくる」とよく言われる。

責任のあるポジションを与えることによって、自覚が芽生え、
リーダーシップを発揮し、時には修羅場を経験し、成長していく。

エースの自覚というのもが、まさにそうだろう。

今日ご紹介する選手は、わずか26歳にして、すでに堂々たる
風格を備えているマリナーズのエース。
そして、打者を見下ろす、ふてぶてしいまでの たたずまい。

我々は、畏敬の念を込めて彼を「キング」と呼んでいる。

フェリックス・ヘルナンデス

この男、14歳の時にすでに145km/hの速球を投げていた。
この頃からすでに、王様の資質があったのだ。

ヘルナンデスは、2005年わずか19歳でメジャーリーグデビュー。
剛速球を武器に次々とメジャーリーガーの強者をなぎ倒していった。

20代前半は、性格的にも技術的にも粗削りな面があり、
当時キャッチャーだった、城島と頻繁に衝突していた。
しかも在籍球団は、弱小球団のマリナーズ。
モチベーションの維持には、苦労しているだろう。

そんな中で、もがき苦しみながらも、着実にエースへの階段を上って行った。
そして、わずか8年ですでに通算98勝し、メジャーリーグを代表する
先発投手にまで成長した。

2010年には、投手としては最高の名誉であるサイヤング賞を受賞。
2012年8月には、メジャー史上23人目となる完全試合を達成。

残る名誉は、ワールドチャンピオンだけである。

ヘルナンデスが、チャンピオンリングを右手にはめたとき、真のキングになるだろう。 
先日マリナーズと結んだ7年契約が満了する前に、何としても決めたい。

今年もキングがマウンドに仁王立ちする。

【3】編集後記
仕事で海外に行く機会が多いのですが、
空港のトイレに

行くと、その国の国民性が表れますね。

そう考えると、やっぱり日本は清潔で、真面目な人間が多いです。

抜群の選球眼【ニック・スウィッシャー】野球人No.20


swisher.jpg
 

【1】野球人データ
[選手名] ニック・スウィッシャー
[チーム] クリーブランド・インディアンズ
[ポジション] 外野手、一塁手
[背番号] 33
[生年月日]1980/11/25
[2013年シーズン年俸] 1400万ドル

【2】コラム
「セイバーメトリクス」 をご存じだろうか。
野球のデータを、統計学を用いて、選手の評価や戦略を
考える分析手法である。
考案したのは、ビル・ジェームスというただの野球好きの警備員。

この手法をいち早く取り入れたのが、ビリービーンGM率いる
オークランド・アスレチックスだった。

そう、ブラッドピッドが演じた映画「マネー・ボール」をご覧に
なった方も多いと思う。

日本でも徐々に浸透しつつあり、スポーツ新聞や、雑誌で
セイバーメトリクスの指標を目にする機会が増えた。

OPS(打者の出塁率+長打率)
WHIP(投手が1回あたり四球+安打をどのぐらい与えるか)
といったセイバーメトリクスの中でも簡単な部類の
指標は、ちょっと野球を知っている方なら、当たり前の
数値になってきた。

今日ご紹介させて頂く選手は、セイバーメトリクスの評価では
最強打者の1人。

ニック・スウィッシャー

この男、とにかく選球眼がいい。

打席では、辛抱強くボールを見極め、四球を選ぶ。
打率は低いが、出塁率が高い。
そして、左右両打席からスタンドに叩き込むパワーもある。

2005年にレギュラー定着後、抜群の安定感。

今シーズンは、4年総額5600万ドルでインディアンズと契約。
オハイオ州出身のスウィッシャーにとって、インディアンズは地元。
ファンは、大喜びである。

スウィッシャーは、ヤンキースという勝利を義務付けられた
チームにいた。優勝を知らないインディアンズの若い選手たちを
導く役目も期待される。

そして何よりも、明るいキャラクター。
負けが込んで暗い雰囲気になっても、スウィッシャーが明るく「活」を
入れるだろう。寒いクリーブランドには、ちょうど良いかもしれない。

一緒にいると最高に楽しくて、ポジティブな奴。
さすがのセイバーメトリクスでも、そんな所までは数値化できないだろう。

【3】編集後記
最近、2歳の息子が凄いスピードで言葉を覚えています。

ついこの前まで2、3の単語しか話せなかったのに、

子供の成長に日々驚きです。

幼稚園に行ったら、さらに凄いスピードで言葉が

増えるんでしょうね。そのうち、憎たらしい事も

言うようになるんだなぁ~と思うと、複雑です。

迷走する天才アスリート【古木克明】野球人No.19


古木
 

【1】野球人データ
[選手名] 古木克明
[ポジション] 三塁手、外野手
[チーム] 横浜ベイスターズ、オリックスバファローズ

2】コラム
成功者のインタビューで、彼らの口から「運」という言葉がよく出てくる。
ビジネスの世界であれば「たまたま参入のタイミングが良かった」
「良い関係者に恵まれた」 、「有力者に目をかけてもらった」等々
謙遜もあるかもしれないが「運」も重要な要素だったと言われる方が多い。

野球界も同じだろう。
イチローが仰木監督に出会わなかったら、落合が予定通りプロの
ボウリング選手の道へ進んでいたら、桑田と清原が違う学校に通っていたら。

「運」という言葉を定義するのは難しい。
しかし「運」を引き寄せるのもまた、才能なのだろう。

今日ご紹介する選手は、松坂大輔と同学年(1980年生まれ)の「松坂世代」
現在の肩書は、元プロ野球選手、元格闘家

古木克明

古木は高校通算52本塁打という看板をひっさげ、ドラフト1位で横浜ベイスターズ
(現DeNAベイスターズ)に入団。野球人としてエリート街道を歩んでいた。

しかし将来の4番打者として期待されつつも、プロ入り後は長打力はあるが
粗削りな打撃と稚拙な守備で、レギュラーに定着できなかった。

周囲の期待を背に、一進一退を続けるが、ついに10年目の2008年
オリックスバファローズにトレードされる。
しかし、ここでも思うような結果を残すことができず2009年に解雇。

ここでなんと、総合格闘家に転身。

もともと身体能力が高く恵まれた肉体だったが、これには周囲は唖然とした。
しかし「野球に未練はない」というものの、わずか2度戦った後に
「格闘家引退、野球選手復帰」を宣言。

その後12球団トライアウトを受けるものの2年連続不合格。
現在もプロ野球選手復帰を目指してトレーニング中である。

ちなみに妻と離婚し、女児1人は妻が引き取った。
古木はアルバイトの生活だという。 

古木は素直な性格で、言われた事を何でも吸収しようとし、その結果
自分を見失ってしまったそうだ。
古木の持つ潜在能力に惹かれて、多くの関係者がアドバイスをしたのだろう。

「良い指導者に出会う事」も「運」なのだろうか。
古木にとって、最良の選択肢を一緒に考えてあげる指導者はいなかったのだろうか。 
古木を見ていると多くを考えさせられる。

古木の「運」が開けたとき、彼の本当の居場所が見つかる。

そう思いたい。

【3】この年のSTATSに注目!
一軍で目立った数字は収めることは出来なかったが、
2003年に打率.203 131三振ながら、22本塁打を記録。
この時点では、粗削りだが将来有望な長距離打者という評価だった。

【4】編集後記
先日、実家に住む愛犬(ビーグル メス11歳)を病院に連れて行きました。

元気がなかったので心配になり、先生に診てもらったところ、「神経痛」との事。

大事には至らずによかったのですが、ワンちゃんにも「神経痛」があるんですね~。

今は、サプリメントを飲んですっかり元気になりました。

打席で丁半バクチをする男【マーク・レイノルズ】野球人No.18

Reynolds.jpg 

【1】野球人データ
[選手名] マーク・レイノルズ
[ポジション] 三塁手、一塁手
[チーム] クリーブランド・インディアンス
[背番号] 12
[生年月日] 1983/8/3
[2013年シーズン年俸]600万ドル

【2】選手評
怪力だがよく三振する選手を「大型扇風機」
と表現することがある。 

常に大物狙いで、バントや流し打ちなどの小技は興味がない。
と言うよりも、そもそもできない。

今日、ご紹介する選手は「大型扇風機」どころではない。
ジャンボジェットに搭載している「超大型ファン」だ。 

マーク・レイノルズ

シーズン最多三振記録保持者。
振りも振って、その数なんと223三振。

昔、近鉄バッファローズににラルフ・ブライアントというバッターがいたが、
タイプ的には似ているだろう。

全打席レフトスタンドにホームランを叩き込むことをモットーとしている為、
結果は三振かホームラン。 ヒットはホームランの打ち損ねである。

こんなバッターが許されるのも、またメジャーリーグの良さ。
辛口の落合博満氏が、レイノルズのバッティング見たら何と言うのだろうか。
とても怖いが聞いてみたい。

しかし投手にとって恐ろしい打者には違いない。

中途半端なスウィングはせず、全打席力任せのフルスウィング。

外角に逃げる変化球にバットがクルクル回って三振、というお決まりの
パターンで抑えられるだろうが、万が一失投してボールが真ん中に
入ろうものなら・・・。

待ってましたとばかりに、150m先のレフトスタンドに軽々と叩き込まれる。

ファンはレイノルズの中途半端なバッティングは見たくない。
レイノルズにとってバッティングとは「All or Nothing」であり「丁半バクチ」。

これはこれで面白いじゃないか。


【3】この年のSTATSに注目!
2009年223三振を記録したものの44本塁打。
2010年はなんと打率.198 という記録的な低打率で、32本塁打 211三振。
まさに、丁半バクチの生き方を表す数字である。

バクチ打ちのレイノルズのSTATSは、個性が表れて面白い。

常にアドレナリン沸騰【ジョナサン・パペルボン】野球人No.17

Papelbon.jpg 

【1】野球人データ
[選手名]ジョナサン・パペルボン
[ポジション]投手
[チーム]フィアデルフィア・フィリーズ
[背番号]58
[生年月日] 1980/11/23
[2013年シーズン年俸] 1300万ドル

【2】選手評
某お笑い芸人の「ワイルド」が
流行語大賞に選ばれたのは、記憶に新しい。

今日ご紹介する男は正真正銘のワイルド野郎である。 
派手なガッツポーズ、打者を威嚇する雄たけび、唸りをあげる速球。
うかつに近づくと危ない。 

ジョナサン・パペルボン

フィアデルフィア・フィリーズの守護神である。

パペルボンの97mph(約156.1km/h)の直球は、打者の手元で
浮き上がる。 そして打者の目線を上げておいて、スプリッター
(打者の目の前でストンと落ちる球種)で空振りさせる。
高い奪三振率を誇る豪腕クローザーである。

レッドソックス時代の2007年、先発転向の話が持ち上がったが、
本人の強い希望で、クローザーを続けることにこだわった。

理由は、試合を締めくくる興奮が忘れられなかったとの事。

やはり、こういう性格の男がクローザー向くのだろう
(日本の最多セーブ記録保持者、中日の岩瀬とは対極の性格だが)。

マリアーノ・リベラの記事の項にも書かせて頂いたが、クローザーの仕事は
本当に過酷だ。
抑えれば、大歓声の中、チームメイトとハイタッチ、
打たれれば、一瞬にして、チームが奈落の底に叩き落される。

天国と地獄、ジギルとハイド。

「そのスリルが、たまんねーんだよ」と言えるぐらいの神経の持ち主
でないと、勤まらないだろう。
それが、レッドソックスやフィリーズのような、人気チームならなおさらだ。

瞬間的にアドレナリンが120%噴出し、大爆発させる。
今年もパペルボンは、今年もマウンド上で吼えて、吼えて、吼えまくる。

【3】この年のSTATSに注目!
レッドソックス時代の2007年、クローザーとして素晴らしい成績を残し、
ワールドチャンピオン獲得に貢献した。

37セーブ 84奪三振 防御率1.85 WHIP0.77

ワールドシリーズ最終戦で、最後の打者を仕留め、歴史的瞬間に立ち会った。
試合終了の時、マウンドでパペルボンは、グローブを高々と放り投げ、喜びを爆発させた。
ここでも、ワイルドさは全開だった。

【4】編集後記
先日、兄のお勧めの蕎麦屋に行ってきました。

古民家を改造し、老舗の雰囲気を残しつつも、
現代風にアレンジした「モダン和」な
とてもかっこいい店でした。

肝心のお味のほうも申し分なく、大満足。
しかし一番良かったのが、随所に気の利いたサービスを受けられたこと。

やはり日本の「おもてなしの心」は、世界に誇るべき商品ですね。


英雄がユニフォームを脱ぐとき【チッパー・ジョーンズ】野球人No.16

Jones.jpg 

【1】野球人データ
[選手名] チッパー・ジョーンズ
[ポジション] 三塁手
[チーム] アトランタ・ブレーブス 2012年引退

【2】選手評
フランチャイズプレイヤーとは「あのチームの選手といえば、○○」
と、瞬時に思い浮かぶぐらいでなければならない。

同一チームに在籍し続けるだけでなく、ファンの脳裏に焼きつくプレー、
感動を与えたものだけが「フランチャイズプレイヤー」という称号を得られる。

そして、ここに2012年シーズンいっぱいで、
惜しまれて引退したフランチャイズプレイヤーがいる。

チッパー・ジョーンズ


アトランタ・ブレーブス一筋20年。
数々の輝かしい記録を残したアトランタの誇り。

ちなみに将来の野球殿堂入りは、ほぼ間違いないだろう。


90年代後半から2000年代中盤までブレーブスは最強軍団だった。
その期間チッパーは常勝球団のリーダーとして期待を背負いながら
プレーし続けてきた。


時にはチームメイトと衝突してでも必要なことは口にしてきた。


期待のルーキージェイソン・ヘイワードに対しても、

「多少の怪我でも我慢して出場しろ。誰もが故障を抱えながら戦っているんだ。」
と、将来のチームの顔となるべき男に苦言を呈し、リーダーとしての姿勢を教えた。


その後チッパーは2012年シーズン限りの引退を公言する。


昨年4月、かつてアストロズで活躍したライバルのクレイグ・ビジオが
チッパーの引退に花を添える為、球場に駆け付けた。

そして大勢の観客の前でチッパーにカーウボーイハットをプレゼントしたのだ。

粋な計らいだった。


チッパーはそのカーウボーイハットを被り、さわやかな笑顔でファンに手を振った。

その姿は長年「アトランタ・ブレーブス」という街を守り続けてきた
保安官のように見えた。


また1人、フランチャイズプレイヤーがいなくなってしまった。


【3】この年のSTATSに注目!
1999年、チッパーの打棒は大爆発した。


打率.319 41二塁打 45本塁打 110打点 25盗塁 OPS.1.074


文句なしのMVPを獲得。
猛打爆発のカギは右打席にあった(チッパーは、スイッチヒッター)。
それまで右打席で長打が出なかったが、コーチのアドバイスで開眼。
右打席で15本塁打放った。

【4】編集後記
今日は、子供と一緒に妻の実家へ行きます。

岐阜県の東濃地方で寒さが厳しいですが、
空気が美味しく、自然が豊かです。

子供にとって普段接することのない大自然を
体験できるいい機会です。
皆さんも良い連休を・・・。

現役最強のセカンド【ロビンソン・カノ】野球人No.15

Cano.jpg 

【1】野球人データ
[選手名]ロビンソン・カノ
[チーム]ニューヨーク・ヤンキース
[ポジション]セカンド
[背番号]24
[生年月日]1982/10/22
[2013年シーズン年俸]1500万ドル

【2】選手評
メジャーリーグにおいて、同一のチームでキャリアを全うすることは
大変珍しい。
現在では、選手に移籍の権利が与えられるフリーエージェント、
チームの欠点を補うためのトレードが、盛んに行われるからである。

長期に渡って、同一のチームの第一線で活動し続ける選手を
フランチャイズプレイヤーという。
もちろん、フランチャイズプレイヤーの称号は、ファンからの絶大な
信頼がなければ与えられない。

今、ヤンキースのフランチャイズプレイヤーとして、認められつつある
強打の2塁手。

ロビンソン・カノ

生え抜きのヤンキースの選手として、デレク・ジーターに
次ぐキャリアを持つ。

入団からずっと、ヤンキースの選手として活躍しキャリアを
全うするということは、野球選手にとってこの上ない名誉だろう。
ピンストライプのユニフォームには、そのぐらい威厳と伝統がある。

ここ数年のカノの成長には、目を見張るものがある。
特に打撃面では、昨シーズン(2012年)から、4番を任されることも増え、
打率.300 25本塁打 90打点 OPS.900 は、安定して叩き出せる選手になった。
ファンも、カノの安定した打撃に信頼を寄せている。

実は、このカノ、2013年いっぱいで、契約が切れるのである。
フリーエージェントとなれば、最低でも、2000万ドル×6年程度は
要求するだろう。

キャプテンのデレク・ジーターは、ピンストライプのユニフォームを着たまま、
引退すると思われる(もしトレードに出されようものなら、暴動が起きるだろう)
ファンとしては、ジーター程のカリスマ性はないにしても、
カノにフランチャイズプレイヤーとして、ジーターの背中を追って欲しいと
思っているだろう。

世界一厳しいファンとメディアのニューヨークで、キャリアを全うするのか、
それとも・・・。
いずれにしても今年のカノーは、新しい契約のために、アグレッシブに
プレーする。

【3】この年のSTATSに注目!
2012年シーズンの成績は素晴らしかった。

打率.313 196安打 33本塁打 94打点 OPS.929

No.1セカンドの称号を、チェイス・アトリーから
完全に奪った。

【4】編集後記
先日、暖房用の灯油を数滴ですが、車の中でこぼしてしまいました。

あわててふき取ったのですが、なかなか匂いが取れません。

ネットで調べたら、コーヒーの絞りカスがいいとの事。
効果の程は不明ですが、早速、試してみます。

皆さんもお気をつけて。

東北の被災地を訪問した、メジャーリーグの親善大使【カーティス・グランダーソン】野球人No.14

Granderson.jpg 

【1】野球人データ
[選手名] カーティス・グランダーソン
[チーム] ニューヨーク・ヤンキース
[ポジション] 外野手(センター)
[背番号] 14
[生年月日] 1981/3/16
[2013年シーズン年俸] 1300万ドル

【2】選手評
子供の頃に会った、プロのスポーツ選手は、
とても大きく、そして、とてもかっこ良く見えた。

子供たちにとって、プロ野球選手は、ヒーローなのだ。
だからこそ、選手たちは責任重大で、それがヤンキースの
選手なら 尚更だろう。

カーティス・グランダーソン

イチローと共に、ヤンキースの外野を守る、
俊足強打のセンター。

グランダーソンには、もう1つの顔がある。
それは、メジャーリーグを世界に広めるための、
国際親善大使としての顔。

グランダーソンは、両親が教師という、教育一家で育ち、
少年時代は、勉強面でも、ある程度の成績を収めないと、
スポーツをさせてもらえなかったそうだ。

その為、グランダーソン自身も、教育志向が強く、すでに
少年向けに、スポーツを通じた教育本を2冊出版している。

そして、世界に野球を広めるため、野球の親善大使として、
今まで、イタリア、ニュージーランド、中国、南アフリカ 等を
訪れている。 昨年末は、宮城県の被災地にも訪れ、
少年野球教室を開催した。

野球界にも、グローバル化の波が押し寄せてきている。
ビジネスでも、野球でも、大切なのは、異国の文化を理解する
ことだろう。

違いを受け入れること。

きっと宮城の子供たちも、グランダーソンというガイジンさんから、
技術だけでなく、 いつもと違う空気や、雰囲気を感じ取ってくれた
のではないだろうか。

これからも、グランダーソンには、ピンストライプのユニフォームを着て、
世界中の子供たちに、野球の面白さを伝えて欲しい。

【3】この年のSTATSに注目!
2004年から2009年のタイガース時代は、3塁打の多さが際立っていた。
しかし、ヤンキース移籍後は、本塁打が激増し、2011年と2012年は、
40本塁打を超えた。本拠地のヤンキースタジアムが左打者に有利な
形状ということもあるが、左投手を克服したことも大きい。
2011年は、119打点で打点王も獲得。今年もヤンキースの中軸を担う。

もはや神の領域に【マリアーノ・リベラ】野球人No.13

Rivera.jpg

【選手名】マリアーノ・リベラ
【チーム】ニューヨーク・ヤンキース
【ポジション】投手
【生年月日】1969/11/29
【背番号】42
【2013年シーズン年俸】1000万ドル

【1】 選手評
勝ち試合を締めくくる、クローザーという職業は、過酷である。
無失点で切り抜けて当然、打たれればチームの敗戦の責任を
全て負う。

そして何よりも強靭な精神力を求められる。

そんな過酷な職場環境で、608セーブ(2012年シーズン終了時)
を記録した、43歳の鉄人がいる。

マリアーノ・リベラ
ニューヨーク・ヤンキースの守護神。

リベラの投球パターンは、9割がカッター。
なんと、ほぼ一つの球種しか投げないのである。

カッターとは、速球の一種で、指の位置を少しだけずらして投げる。
すると打者の手元でスライダーと同じ方向に鋭く変化し、
バットの芯を外す。

日本でもカットボールと呼ばれ、川上憲伸を筆頭に、10年ほど前から
使い手が 増え始め、浸透してきた。

リベラのカッターは、間違いなくメジャー史上No.1である。
95マイル(約153km/h)で飛んできて、打者の手元で
8インチ(約20cm)曲がる、 とんでもないボールだ。
打者のバットをへし折るため「電気ノコギリ」と言われている。

リベラの実家は、パナマで漁業を営んでいた。
当時は、貧しい家庭で、幼少期は父の手伝いで、一緒に漁に
出かけていたそうだ。
イワシ漁、エビ漁の手伝いは、とても過酷な労働だったそうである。

漁師になるのが本当に嫌だった為、野球選手になったと言っている
ぐらいなので、 一度パナマの沖に出てしまうと、
命の保証はないのだろう。

昨シーズンは、練習中に右ひざの靭帯を損傷してしまい、
5月でシーズンが終わってしまった。
術後の経過は良好で、今シーズンは、開幕から出場できるとのこと。

メジャーリーグでただ一人背番号42を背負う男。
まだまだ、伝説には続きがありそうだ。

【2】この年のSTATSに注目!

通算608セーブは、もちろんメジャー記録更新中。
伝家の宝刀カッターでゴロの山を築くため、奪三振率は
そこまで高くない。 最多セーブは、2004年の53セーブ。
後にも先にも、一つの球種で600セーブを稼ぐピッチャーは、
出てこないだろう。

ダルビッシュを救う鉄壁の三塁手【エイドリアン・ベルトレ】野球人No.12

Beltre.jpg  

【選手名】エイドリアン・ベルトレ

【チーム】テキサス・レンジャース 他
【ポジション】三塁手
【背番号】29
【生年月日】1979/4/7
【2013年シーズン年俸】1600万ドル


【選手評】
三塁手の事を、ホット・コーナーと呼ぶことがある。
右打者が引っ張った際、強い打球が飛ぶからである。

長嶋茂雄がそうであったように、右に、左にダイビングキャッチを
する機会が多く、ファンを魅了できる
守備位置といえよう。

今、メジャーで最も守備が上手い三塁手。

エイドリアン・ベルトレイ

ダルビッシュが所属する、テキサス・レンジャースの
ホットコーナーを務める。

ベルトレイは、メジャーリーグ15年の大ベテランだが、
デビューが19歳と早かった為、まだ33歳。
ドミニカ共和国出身で、身体能力が非常に高い。


ただ、バッターボックスでは、選球眼が悪く、早打ちだ。
打席でボールをじっくり見るのが苦手で、
「こんちくしょう!」とフルスイングで悪球を振ってしまう。

こういうタイプの選手を、「フリースインガー」というのだが、
ドミニカ共和国出身の選手は、この「フリースインガー」
のタイプが多い(もちろん選球眼の良い選手もいるが)。
野村克也氏あたりから、酷評されるタイプと言えば、
解りやすいかもしれない。


打撃は若干穴が多いが、守備は本当に素晴らしい。
左右の動きは、猫のように俊敏で、特に強肩を
生かした送球は、身体能力の高いドミニカ人ならではだ。
ゴールドグラブ賞4度は、伊達じゃない。

ダルビッシュが登板する際は、ベルトレイを目にする機会
があると思うが、彼の守備を是非、注目してご覧頂きたい。

今シーズンも、“HOT”な守備でダルビッシュを救ってくれるだろう。


【この年のSTATSに注目!】

ロサンゼルス・ドジャース時代の2004年、突如打棒が爆発。

打率.334 200本安打 48本塁打 121打点 OPS.1.017

素晴らしい成績を収め、ナショナルリーグの本塁打王を獲得した。
ただ、この年に突如、記録が伸びた為、ドーピング疑惑が
持ち上がっている(本人は、否定)。

史上最年少の30本塁打30盗塁【マイク・トラウト】野球人No.11

Trout.jpg

【選手名】マイク・トラウト

【チーム】ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム
【ポジション】外野手(センター)
【背番号】27
【生年月日】1991/8/7
【2013年シーズン年俸】48万ドル

【選手評】
2012年シーズンの開幕前、エンゼルス最大の話題は、
10年総額2億5400万ドルで加入したアルバート・プホルズだった。
だが蓋を開けてみれば、まさかの大不振。
最終的には、30本塁打100打点を何とかクリアしたが、
帳尻を合わせの感は否めなかった。

そんな中、プホルスの陰に隠れて、ノーマークだった
新人が、驚異的な成績を残した。

マイク・トラウト

49個で盗塁王、さらには1番打者として129得点も最多。
そして、30本塁打で、史上最年少の30本塁打-30盗塁。
文句なしの新人王。
おそらく今後10年は、エンゼルスの中心打者を務めるだろう。

さらにこの若者、学生時代は学業も優秀だったとのこと。
マスコミに対するインタビュー、ファンサービスも素晴らしく、
同じ新人でも、昨日ご紹介した、ブライス・ハーパーとは
対極なキャラクターである。
(少々毒っ気のあるハーパーの方が、面白いという方も
いらっしゃると思うが)
5ツールならぬ、7ツール(+頭脳と性格)と言われている。

ちなみに同地区のダルビッシュとの対戦成績は、
打率.353(17-6) 2本塁打
昨シーズンは、トラウトの一本勝ちだった。

ダルビッシュにとって、エンゼルスは、絶対に負けられない相手。
今シーズンは、FAで加入したジョシュ・ハミルトンが後ろに控え、
さらに気が抜けない打線になった。

今年もトラウト対ダルビッシュの対決に注目だ。

【この年のSTATSに注目】
昨シーズン、

打率.326 30本塁打 83打点 49盗塁 129得点 OPS.963

という、堂々たるSTATSを残した。
相手のマークが厳しくなる今シーズン、昨年並みの成績を
残すのは困難だが、数年後には40本塁打-40盗塁を軽く
クリアするだろう。

ビックマウスで傲慢な20歳【ブライス・ハーパー】野球人No.10

Harper.jpg

【選手名】ブライス・ハーパー

【チーム】ワシントン・ナショナルズ
【ポジション】外野手(レフト)
【背番号】34
【生年月日】1992/10/16
【2013年シーズン年俸】48万ドル

【選手評】
どの業界にも、ビックマウスの新人は必ずいる。
松阪大輔もデビューの年、イチローを3打席連続三振
に抑え、試合後に「自信から確信に変わった」と語った。
サッカーの本田圭佑もかなりの強心臓なのは有名。

ただ、今日ご紹介するワシントン・ナショナルズのルーキーは

群を抜いたビックマウスと、傲慢さである。

ブライス・ハーパー

2010年、全米1位でワシントンナショナルズに入団した
逸材中の逸材。
かつてのスーパースター、ケン・グリフィーJrと比較
されるほどの才能の持ち主。

なにせこのハーパー、若干16歳で米国の最大手スポーツ雑誌

「スポーツ・イラストレイテッド」の表紙を飾ったのだ。
日本でいうところの、高校球児(それも1年生)が、雑誌Number
の表紙飾るようなものだろう。

それほど実力が抜きんでている。
ただ、こういう鼻っ柱が強く、目立ちたがりな新人は、先輩から、
手荒い洗礼を受けるのが、世の常である。

早速、フィリーズのオールスター投手、コール・ハメルズに
初球を背中にドスンとやられた。
(その後、ハメルズ自ら、故意死球と認め、5試合の出場停止)

傲慢でも、突っ張っていてもいい。
低予算球団のナショナルズが、ナショナルリーグ東地区の
黄金時代を築くには、ハーパーと若き剛腕投手のストラスバーグの
力が、絶対に必要だ。

ハーパーという、才能あふれる暴れ馬を、どう乗りこなし、

どうチームを勝利へと導くのか。
名将デービー・ジョンソン監督の手腕の見せ所である。

そして、バリー・ボンズもそうだった様に、こういうアクが強い

プレイヤーは、試合を彩る極上のスパイスとなる。

ただし、ボンズの様に、禁止薬物に手を出す反則技だけは、
ご容赦願いたいが。

【この年のSTATSに注目!】
19歳の昨シーズン(2012年)史上最年少19歳で
ナショナルリーグの新人王に輝いた。

打率.270 22本塁打 59打点 18盗塁 OPS.817

今後も新たな最年少記録樹立を期待したい。

数年後にはサイ・ヤング賞【スティーブン・ストラスバーグ】野球人No.9

Strasburg.jpg  

【選手名】スティーブン・ストラスバーグ
【チーム】ワシントン・ナショナルズ
【ポジション】投手
【背番号】37
【生年月日】1988/7/20
【2013年シーズン年俸】48万ドル


【選手評】
今、ワシントン・ナショナルズが面白い。
もし、「これからメジャーリーグを観たいんだけど、
どこのチームを贔屓(ひいき)にすればいい?」と聞かれたら、
私は、間違いなくナショナルズを推薦させて頂く。

ナショナルズは、ここ数年、ドラフトの上位指名権を利用し、

超優良株を獲得し続けた。その若い芽達が、今、どんどん成長している。
その中で、30年に1人の逸材と呼ばれる、剛腕投手がいる。

スティーブン・ストラスバーグ 24歳

2009年に史上最高の総額1510万ドルで契約した、金の卵だ。

常時96マイルを超える速球は、打者の手元で伸びあがる。
そして追い込んだ後は、必殺チェンジアップで、打者を葬り去る。
打者を力でねじ伏せて、三振を奪う、典型的なパワーピッチャーだ。
単純明快、観ていて気分爽快、ファンは大喜びである。

しかしこの逸材、パワーピッチャーにありがちな、ノーコン投手ではない。
速球のコントロールが非常によく、内角と外角のどちらにも、ピンポイントで
投げ分ける。投手として必要な才能をすべて兼ね備えている。
数年後には、オールスター常連、毎年サイ・ヤング賞候補になるだろう。

今のナショナルズには、無限大の伸びしろを感じる選手が2人いる。
このストラスバーグと、20歳の外野手ブライス・ハーパー(後日、記載予定)だ。

若い選手が多いと、チームが浮足立つことが良くあるが、ナショナルズには、
その心配はないだろう。

それは、監督が百戦錬磨の名将デービー・ジョンソン、
チームリーダーは、人格者ライアン・ジマーマン三塁手だからだ。

ナショナルズは、お世辞にも裕福な球団ではない。
しかし、低予算の球団が、若い力を結集して、金満球団をやっつける。
これほど痛快で、面白いことはないじゃないか。

【この年のSTATSに注目!】

昨シーズン(2012年)は、トミー・ジョン手術後、
初のフルシーズンだった。
球団は、金の卵に対して、160イニングの投球制限を設けた。
多くの議論を呼んだが、限られたイニング数で堂々たる成績を残した。

15勝6敗 防御率3.16 197奪三振 48四球 K/9 11.13

今シーズンは、悠々と200イニングをクリアするだろう。

体重130kgの「カンフーパンダ」【パブロ・サンドバル】野球人No.8

Sandoval.jpg

【選手名】パブロ・サンドバル

【チーム】サンフランシスコ・ジャイアンツ
【ポジション】三塁手
【背番号】48
【生年月日】1986/8/11
【2013年シーズン年俸】570万ドル

【選手評】
なんとなく憎めない人、可愛いらしい人を
「あの人は、愛嬌がある」と言う。

顔や体系、しぐさから、愛嬌を感じるのだろうが、
それもまた持って生まれた才能なのだろう。


野球選手も同じで、愛嬌がある選手は、やはり人気がある。
昨年、サンフランシスコ・ジャイアンツをワールドチャンピオンに
導いた三塁手は、愛嬌のかたまりだ。

パブロ・サンドバル

サンフランシスコで絶大な人気を誇る、体重130kgの男。
ニックネームは、「カンフーパンダ」。

人気アニメのキャラクターである。

日本でも、古くは「ドカベン」こと香川伸行氏、
「デーヴ大久保」こと 大久保博元氏、現役選手では、
中日ドラゴンズの「ブーちゃん」こと
中田亮二らが
同じ部類に属するだろう。


ただし、サンドバルは、ただの人気先行型の選手ではない。
実力は折り紙つきで、なかでも打撃技術は本物だ。

内角のボールを、逆方向に打ち返すことができる。
スイッチヒッターで左右のどちらも穴のない、柔らかいバッティング。


そして、ファンを喜ばせるのが、その身体能力の高さ。
100kgを軽く超える巨体なのに、守備範囲が広く、俊敏。
ダイビングキャッチした時など、サンフランシスコのファンは
狂喜乱舞だ。


サンフランシスコでは、バリー・ボンズ以来、久々のヒーローの出現。
しかもボンズと違って、チビッ子に大人気だ。


このパンダ、愛嬌だけの「客寄せパンダ」と思うなかれ。
ひとたびバッターボックスに入れば、
相手を震え上がらせる、
恐怖の「カンフーパンダ」に変身する。


【この年のSTATSに注目!】
デビュー2年目の2009年シーズン、打率.330 25本塁打 90打点 OPS.943で
カンフーパンダの名前は、全米に知れ渡った。
昨シーズンは、怪我で精細を欠いたが、ワールドシリーズで

3本のホームランをかっ飛ばし、ジャイアンツ優勝の立役者となった。

日本人には絶対無理な打撃フォーム【ジェフ・バグウェル】野球人No.7

Bagwell.jpg

【選手名】ジェフ・バグウェル

【チーム】ヒューストン・アストロズ 2006年引退
【ポジション】1塁手

【選手評】

1990年代後半、ヒューストン・アストロズには、強打者が揃っていた。
その強打者たちは、偶然、頭文字がBの選手が多かった為、キラーB'sと呼ばれ、
相手チームに恐れられる。
その中でも、一度見たら忘れられない打撃フォームで、
ボールをポンポンとスタンドに放り込む男がいた。

ジェフ・バグウェル

キラーB'sの筆頭格であり、ヒューストンの英雄。
そして、野茂英雄の最大のライバルだった。

バグウェルのフォームは、凄まじい。
両足を目いっぱい広げ、腰を落とす。
そして、極端なクラウチングスタイルから、思いっきり上半身をひねり、
ボールを叩き潰す。


まず、日本人には無理だろう。
理由としては、

・このフォームを維持できる強靭な足腰が、日本人には、ない
・結果が出る前に、首脳陣にフォームを矯正される

それにしても、当時のバグウェルと野茂との対決は、圧巻だった。
2人とも、脂が乗り切った20代後半。
共通点は、超が付くほど個性的なフォーム。
2人とも、野球が好きで、上手くなりたい一心で、
こんなフォームに行きついてしまったのだろう。
愛すべき、野球小僧の対決だった。


当時、野茂はバグウェルとの対戦をこう語っていた。

「もちろん、試合の状況によりますが、ほとんどストレートで勝負してました。
舐められたくなかったんです。まぁ、ピアッツァ(当時のキャッチャー)も
それを良く理解していて、
ストレートのサインばっかり出してきました(笑)」

ちなみに昨年まで、日本ハムの中田が、ノーステップ打法
(バグウェルは、ちょっとステップしていたが)に取り組んでいたが、シーズン途中で
オーソドックスな打ち方に戻してしまった。
日本では、野村克也氏を含め、多くの野球関係者が、ノーステップ打法に対して
苦言を呈している。

「おい、何で戻しちゃったんだよ。」バグウェルの声が、聞こえてきそうだ。


【この年のSTATSに注目!】
バグウェルが、全米に名を轟かせたのが1994年。
ストライキでシーズンが短縮されてしまったが、わずか110試合で

打率.368 39本塁打 116打点 OPS.1.201

ナショナルリーグのMVPを獲得した。
ファンの間では、
「もしこの年、162試合だったら、バグウェルは、どこまで数字を伸ばしたんだろうか。」
という話題が良く出る。

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。