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とどめを刺すのは、やはりこの男か?【デビッド・オルティーズ】野球人No.279

DavidOrtiz打率7割2

【1】今日の野球人
[選手名]デビッド・オルティーズ
[ポジション]DH、ファースト
[チーム]ボストン・レッドソックス
[背番号]34
[生年月日]1975/11/18
[2013年シーズン年俸]1400万ドル






落合博満は、『中軸選手や4番打者に対して
求めることは?』
という問いに、このように
答えていた。



『極論を言うと、4打数1安打、つまり
打率は.250でいい。だけど、その1打が
試合を決める1打である事』



なるほど、さすがは勝負師。数々の決定打を
放ってきた男の言葉には説得力がある。



シアトル・マリナーズの英雄であり、最強DH
だったエドガー・マルチネスも非常に勝負強い
打者だった。ランナーがいないときは、
『ネズミを捕まえられなくなった太った猫』
だったが、チャンスの場面では、『獲物を
狙うチーター』
に変身した。



ワールドシリーズは、本日第6戦を迎える。
そしてレッドソックスの4番打者、デビッド・
オルティーズの打棒が、火を噴き続けている。
ワールドシリーズでの打率は、ついに7割を
超えた
。もちろん、試合を決める決定打を何本
も放っている。



ワールドシリーズ5試合での成績は

15打数11安打 打率.733 2本塁打
6打点 出塁率.750 OPS2.017




神懸かり的な勝負強さは、前回のコラムで
書かせて頂いたが、これはもう歴史的な活躍
である。

※前回のオルティーズのコラムはコチラ
     ↓      ↓

yaqjin.blog.fc2.com/blog-entry-267.html


チャンピオンリングに王手をかけたレッド
ソックス。最後もこの男の一打で、カージナ
ルスにとどめを刺すのだろうか。

DavidOrtiz打率7割





【2】編集後記
最近、近所に『マックスバリュー』の

ショッピングモールができました。

車で10分走れば、超大型のイオンモールが

あるんですが、また新たなモールができて

便利になりました。

それにしてもイオンモールは凄いですね。

中小のスーパーは、完全にやらてしまい

ますね・・・^^;

気力で投げる38歳【上原浩治】野球人No.278

上原プレーオフ

【1】今日の野球人
[選手名]上原浩治
[ポジション]ピッチャー
[チーム]ボストン・レッドソックス
[背番号]19
[生年月日]1975/4/3
[2013年シーズン年俸]425万ドル




上原浩治のメンタルの強さは、巨人のルーキー
時代から際立っていた。



その強さのルーツは、大学受験の失敗による
ものらしい。上原にとって初めての挫折。
そのショックは相当大きなものだったそうだ。



その浪人時代に『雑草魂』は培われた。
同級生たちは、先に大学に入学し、野球に
専念している。

『ちくしょう!いつか見返してやる』と。

上原浩治19歳の時だった。




ワールドシリーズ第5戦、上原は8回2死から
登板。打者4人を完ぺきに抑え、試合を締め
くくった。



『全試合緊張しています。もうしんどいです』



試合終了後、さすがの上原も本音が出た。
38歳のベテランにはもう気力しか残って
いないだろう。



プレーオフに入ってから12試合目の登板だ。
レギュラーシーズンと合わせれば、90イニ
ング近く投げている。限界と戦いながら、
必死に細い腕で投げている上原。
見ているこちらが辛くなってくる。




上原が背負う『19番』
巨人時代から、なぜこの番号に執着するのか?
それは、前述した浪人時代の辛さを、絶対に
忘れない為。19歳の頃を思い出す為。



その浪人時代から、奇しくも19年後
2013年。上原浩治はワールドシリーズの
マウンドに立っている。



チャンピオンリングまであと1勝だ。

上原プレーオフ2




【2】編集後記
先日、子供を連れて実家に帰った時に

かつての自分の部屋で懐かしい

マンガを見つけました。

こちら葛飾区亀有公園前派出所、通称

『こち亀』です。

もちろん、全巻揃っている訳ではないの

ですが、60冊~70冊ぐらいありました。

殆どが100巻以前のモノです。

久々に読むと面白いですね(笑)

特に40巻~50巻辺りが最高でした。

30年以上前の1980年代前半

の話ですが・・・(笑)

この頃の両さんは、作者も若く、タッチが

力強くて勢いがあります。

ちなみに最新巻は180巻との事。

100巻以降(1990年代後半以降)

は、殆ど読んでませんが、やはり

こち亀が本当に面白かったのは、

80年代なのかなぁ~と思いました(笑)。

ワールドシリーズのカギを握る捕手たち【ヤディアー・モリーナ、ジャロッド・サルタルマッキア】野球人No.277

YadierMolina名捕手

【1】今日の野球人
[選手名]ヤディアー・モリーナ
[ポジション]キャッチャー
[チーム]セントルイス・カージナルス
[背番号]4
[生年月日]1982/7/13
[2013年シーズン年俸]1400万ドル


JarrodSaltalamacchia.jpg

[選手名]ジャロッド・サルタルマッキア
[ポジション]キャッチャー
[チーム]ボストン・レッドソックス
[背番号]39
[生年月日]1985/5/2
[2013年シーズン年俸]450万ドル





20年前もの話で恐縮だが、1993年の
日本シリーズ
は、歴史に残る名勝負であった。



セ・リーグ覇者ヤクルト・スワローズ vs
パ・リーグ覇者西武ライオンズ

この戦いは、まさに頭脳対決であった。



監督はヤクルトが野村克也、西武が森祇晶
両チームの監督共に、現役時代は屈指の名捕手
である。
そして、彼らの教え子が扇の要を
務めた。
そう、ヤクルトの古田敦也、西武の
伊東勤である。



まるで将棋の名人同士の対決とも言える日本
シリーズであった。



やはり常勝軍団には、名捕手が存在する。



現在ワールドシリーズで激戦中の名捕手、
ヤディアー・モリーナ。



リード、フィールディング、肩、打者との
駆け引き、
そしてバッティング。
全てにおいて高いレベルを維持しており、
捕手としての総合力は現在メジャーNo.1
だろう。
今シリーズでも、随所にクレバーな
プレーを見せており、さすがはカージナルスの
司令塔
といった所だ。



カージナルスの救援投手は、若くて生きのいい
選手が多く、
ともすれば暴れ馬のような連中
だ。そんな若い衆を見事にリードし
長所を
目いっぱい引き出している。



対するレッドソックスの捕手を務めるのは、
ジャロッド・サルタルマッキア。
パワフルな
打撃でチームに貢献するものの、リード面や
フィールディング面では、
まだまだモリーナ
には及ばない。



モリーナと比較するのは、少々酷なのかもしれ
ないが、やはり荒削りである。
ただ、
サルタルマッキア自身、投手との
コミュニケーションを重視しており、投手陣
からの評判は
良いようだが・・・。



まだ28歳。そしてこれが初めてのワールド
シリーズである。
この経験を元に、サルタル
マッキアは常勝軍団の名捕手になれる
だろうか。



かつてのレッドソックスの名捕手、
ジェイソン・バリテックの様に、いつかは
左胸に『C』マークをつけられる選手に
なって頂きたい。

※『C』マーク⇒キャプテンマーク

varitek captain




【2】編集後記
日曜の夜から、グッと寒くなってきましたね。

今、ロシアからお客さんが来ているのですが

彼らいわく『本当に暖かい。今ウラジオ

ストックはマイナス2度だ』との事。

私も来月また、ウラジオストックに出張しない

といけないのですが、恐らくその時は

マイナス10度ぐらいになってそうです^^;

過酷な出張になりそうです(笑)


カージナルスの若き『代役』クローザー【トレバー・ローゼンタール】野球人No.276

TrevorRosenthal.jpg

【1】今日の野球人
[選手名]トレバー・ローゼンタール
[ポジション]ピッチャー
[チーム]セントルイス・カージナルス
[背番号]26
[生年月日]1990/5/29
[2013年シーズン年俸]48万ドル






激戦が続くワールドシリーズ。
第3戦の舞台は、セントルイスへと移った。



レッドソックスの救援陣を
支える田澤と上原。
今シーズン後半の活躍は目覚ましく、特に上原
に関しては驚異的どころか、歴史的な投球
披露している。



レッドソックスは当初、上原をセットアッパー
として獲得したのだ。だが、クローザーの
ハラハン故障、その代役であったベイリーの
不調により上原に役割が回ってきた。
要するに代役の代役である。



そして、カージナルスも代役クローザーが
頑張っている。
トレバー・ローゼンタール、23歳。メジャー
2年目の若き剛腕投手だ。



ローゼンタールの武器は、何といっても
4シーム。球速は100マイルを越える。
変化球は、時々カーブでタイミングを外す程度
で、あとはまっすぐでガンガン押す。



ローゼンタールもまた代役だった。当初の
クローザーは、ムヒカ。ムヒカは前半戦こそ
大活躍したものの、シーズン終了間際に打ち
こまれ、失格の烙印を押された。



ローゼンタールは今ポストシーズン、7試合に
登板し無失点12奪三振。見事に代役をこな
している。



ちなみにこの男、ドラフト順位は21順目の
639番目
。全く期待されていなかったが、
見事にアメリカンドリームを掴んだ。
上原だけでなく、ローゼンタールも
『掘り出し物』のクローザーなのである。



23歳の若者にとってこのワールドシリーズの
経験は、何よりも成長の機会になるのだろう。
来シーズンは代役ではなく、本物のクローザー
になれるだろうか!?





【2】編集後記
最近、マラソンの練習をさぼって

いました^^;

いかん、いかんと思いつつ・・・。

継続が一番難しいですね。

今から走ってきます!

レッドソックスの『粋』な演出【ペドロ・マルチネス 他】野球人No.275

2004年メンバー1

【1】今日の野球人
[選手名]ペドロ・マルチネス
[選手名]ジェイソン・バリテック
[選手名]ケビン・ミラー
[選手名]キース・フォーク
[選手名]トロット・ニクソン
[選手名]デレック・ロウ 他




新しいプロジェクト等を発表する際に行う、
プレゼンテーション。やはり日本人は苦手と
する分野であり、欧米人の方が上手い。



プレゼンテーションが抜群に上手い
著名人と言えば、故スティーブ・ジョブズや、
Amzonの創業者、ジェフ・ベゾス。



彼らのプレゼンテーションというのは、やはり
人を惹きつける。話し方もそうだが、プレゼン
テーションを1つのショーと見立てて、綿密に
企画し観客を楽しませる。そして、何よりも
斬新である。



メジャーリーグの始球式も、観客が喜ぶ高度な
『演出』が求められる。それが、ワールド
シリーズの始球式ともなれば、なおさらだ。



2013年ワールドシリーズ第2戦。前日に
引き続きボストンのフェンウェイパークで行わ
れた。そしてその始球式に、懐かしのメンバー
が揃った。2004年にワールドチャンピオン
を獲得したメンバーたちが駆けつけたのだ。



先発投手として活躍
ペドロ・マルチネス

不動のキャプテン
ジェイソン・バリテック

明るいキャラクターでムードメーカー
ケビン・ミラー

砲丸投げの様な投げ方の剛腕クローザー
キース・フォーク

ユニフォームはいつも泥だらけ、熱血男
トロット・ニクソン

甘いマスクのシンカー・ボーラー
デレック・ロウ



この年は、レッドソックスが86年ぶりに
ワールドチャンピオンに輝いた記念すべき年
だった。『バンビーノの呪い』を解いた
英雄たちなのだ。



やはりファンにしてみれば、これほど嬉しい
演出はないだろう。憎い演出であり、気の
利いた『粋』な演出だった。



残念ながら、この日の試合は負けてしまったが
レッドソックスの選手たちも、歴戦の勇者たち
から勇気をもらったのでは。



さぁ、今日からは敵地のセントルイスだ。

2004年メンバー 2 




【2】編集後記
アップル社の創業者、スティーブ・ジョブズ。

そのカリスマ経営者を描いた映画が

来月上映します。

映画『スティーブ・ジョブズ』

※公式サイト

いや~、楽しみです。

上映が待ち遠しいです。

Jobs.jpg



帰ってきた『日本版シンカー』の使い手【高津臣吾】野球人No.274

高津臣吾 

【1】今日の野球人
[選手名]高津臣吾
[チーム]東京ヤクルトスワローズ
[生年月日]1968/11/25




以前のコラムにも書かせて頂いたが、日本で
言うところの『シンカー』と、メジャーリーグ
の『シンカー』は微妙に違う。



日本のシンカーは、打者の手元でお辞儀する
変化球。右投手が投げるシンカーは、右打者の
膝元に落ちていく。



反対に、メジャーリーグのシンカーは、スト
レートの一種と認識されている。要するに、
シュート回転して落ちていく速球だ。
ただ、同じく落ちていく速球であるシンキング
・ファストボールと区別が難しい。投手に
よって様々で、『俺のボールはシンカー』、
俺のボールはシンキングファストボールだ』
と、自己申告に近いところもあり、定義するの
が難しい。



日本のみならず、メジャー、韓国、台湾でも
活躍した高津臣吾。そして、球界屈指の
シンカーの使い手であった高津。握り方や、
速度に変化をつけるなど、数種類のシンカーを
駆使していた。



ちなみに高津のシンカーは、メジャーリーグ
ではチェンジアップとみなされていた。球速が
遅く、『ブレーキングボール』に近かった為
である。



その高津が久々に日本球界に帰ってきた。
来シーズンから、東京ヤクルトスワローズの
投手コーチに就任するのである。



日本、アメリカ、韓国、台湾と4か国でプレー
した経験というのは本当に貴重である。
日本では、286セーブを挙げたスーパー
スターだ。だが晩年は、格下の国々でプレー。
台湾では、ユニフォームの洗濯は自分でやって
いたそうだ。
屈辱を味わっただろうが、
スターとしてのプライドを捨てて、その国に
適応した姿勢は素晴らしい。



シンカーを武器に4か国を渡り歩いた
苦労人、高津。



培った『適応力』は、ヤクルトの投手陣再生に
一役買うはずである。良い指導者になり
そうだ。







【2】編集後記
楽天のマー君獲得を巡って、メジャー7球団

が興味を示しているとの事。

特に強い関心を持っているのがドジャース。

昨年から、圧倒的な資金力で実績のある選手を

かき集めています。

彼は家族もいますし、野球以外の環境も

考えなくてはならないと思いますが、ロサン

ゼルスは最高です。

私自身、住んでいたこともあり、日本人には

絶対にお勧めの街です。

住みやすい、気候が良い、日本人コミュニ

ティーが充実している、 の3拍子が揃って

います。

あとは、本人の『適応力』次第だと思います。

頑張って欲しいです!

淡々と、レギュラーシーズンの様に・・・【ジョン・レスター】野球人No.273

John Lester 

【1】今日の野球人
[選手名]ジョン・レスター
[ポジション]ピッチャー
[チーム]ボストン・レッドソックス
[背番号]31
[生年月日]1984/1/7
[2013年シーズン年俸]1162万ドル






いよいよ始まったワールドシリーズ。
今シーズンの頂点対決は、歴史のある2球団
の戦い。



先発はもちろんエース同士。カージナルスが、
アダム・ウェインライト、レッドソックスが
ジョン・レスター。両者ともワールドシリーズ
での登板経験があるものの、この舞台は
何度経験しても緊張するに違いない。



そして初戦は、探り合いの投手戦が展開
されると思いきや、いきなり初回から試合が
動いた。



堅守で知られるカージナルス内野陣が
ミスを連発し、初回に一挙3点。2回にも
エラーをきっかけに2点を追加した。
この間、審判の『誤審』により、判定がくつ
がえるなど、ウェインライトはリズムを大きく
崩した。



エラーに、誤審に、踏んだり蹴ったりの状態の
ウェインライト。レギュラーシーズンでは
安定感抜群だったエースが、あっという間に
崩れた。



またカルロス・ベルトランが、デビッド・
オルティーズのホームラン性の当たりを
スーパーキャッチするなど、球場はずっと興奮
状態であった。



そんな落ち着かない状態の中、レスターは
淡々と、黙々とイニングを消化した。まるで
レギュラーシーズンの様に。



ホームの球場なので、心理的に有利と言って
しまえばそれまでかもしれないが、さすがは
エースといったピッチングだった。



ウェインライトが混乱に巻き込まれるのを
尻目に、結局 7.2回 無失点 8奪三振
という満点に近いの仕事をした。



それにしても、荒れた試合だった。
カージナルスにとっては珍しく連携が乱れ、
何一ついい事がない試合だった。まぁ、これで
すべて厄が落ちたと考えて、2戦目に挑みたい
ところだ。



古豪の2球団の質の高い野球を楽しもう。




【2】編集後記
日本のドラフト会議では、高校生No.1

左腕の松井投手は、楽天がクジを当てた

ようですね。


田中のマー君がメジャー移籍が濃厚の中、

スターの卵を獲得できたのは大きいですね。

松井投手本人も、マー君を目標としている

そうです。
常勝軍団への第一歩ですね。

リンスカムとザッカバーグ【ティム・リンスカム】野球人No.272

timlincecum2013.jpg

【1】今日の野球人
[選手名]ティム・リンスカム
[ポジション]ピッチャー
[チーム]サンフランシスコ・ジャイアンツ
[背番号]55
[生年月日]1984/6/15
[2013年シーズン年俸]2200万ドル






先日、ジャイアンツと契約延長した
ティム・リンスカム。契約総額は、
2年3500万ドル。ここ数年、凋落傾向に
あるリンスカムだが、この契約内容を
高いとみるか、お値打ちとみるか。



まだ29歳のリンスカムだが、契約年数が
2年に抑えられているのがミソだろう。
長期の契約は危険と判断されたようだ。



ちなみに、リンスカムを観ていると、いつも
この男を思い出す。Facebook創業者の
マーク・ザッカバーグ
だ。


zuckerberg.jpg 



サンフランシスコを本拠地としている点や
類いまれな才能を持っている点もそうだが、
醸し出す雰囲気が近い。



2人共、独特な『マイワールド』を持って
いる。ザッカバーグは、世界の著名人を前に
したプレゼンテーションでも、ユルユルの
TシャツにGパン。足元はビーチサンダルだ。



リンスカムも、今はもうバッサリと切って
しまったものの、長髪スタイルは異彩を
放っていた。

timlincecum長髪


ある意味2人とも、日本の社会では許されない
スタイルなのかもしれない。だが、こういった
才能のある若い人間が、古い既成概念を
ぶっ壊し、どんどんと新しい世界を創り出して
いってほしい。



昨年はジャイアンツがワールドシリーズを
制したものの、リンスカムとしては最悪の
シーズンだった。球速の低下が原因だが、
やはり華奢な体には負担の大きいフォーム
なのか。



そして、リンスカムの独特の投球フォームを
模倣している選手がいる。



クリーブランド・インディアンズの
トレバー・バウアーである。



インディアンズの超トッププロスペクトの
22歳。
体型もリンスカムにそっくりで、
非常にスリム。
野球選手としては華奢な体型
だが、腕を鞭のように
しならせて投げる
速球は、95マイルを越える。
変化球の威力も
鋭く、これから非常に楽しみな選手だ。

※バウアーのピッチングフォームはコチラ
    ↓     ↓
www.youtube.com/watch



コピー版のリンスカムに負けないように、
本家リンスカムの活躍に期待しよう。








【2】編集後記
台風27号と28号が接近しています。

週末に本州に近づくようですね。

実は私、週末に埼玉と栃木方面に

出張なのですが、まともに台風の影響を

受けそうですね^^;

更に、27号と28号が干渉しあって

強力になったり、予想外の動きを

するとか・・・。

皆さんも、どうぞお気をつけて。

『つなぎ』の監督なのか?【伊原春樹】野球人No.271

伊原春樹 

【1】今日の野球人
[選手名]伊原春樹
[生年月日]1949/1/18

※西武ライオンズ新監督




読売ジャイアンツの第10代監督を務めた
藤田元司氏(故人)。



現役時代は巨人のエースとして活躍。引退後
は、巨人の名参謀として川上監督を支えた。
ある意味、巨人V9の陰の立役者だろう。



その後、2度巨人の監督を務めた藤田氏。
初めて監督を務めたのは、昭和56年。
そう、前年までの監督はカリスマヒーロー
長嶋茂雄。その長嶋が去った後の監督である。
絶対に誰もやりたがらない仕事だ。そして
2度目に監督を務めたのは平成元年。
前年までの監督は王貞治。これまた嫌な
仕事である。




その本当に過酷であろう、2人のカリスマに
挟まれた『つなぎ』の監督業を、見事に
こなした。監督歴7年の間に、セ・リーグ
優勝4回、日本一2回という抜群の成績を
収めたのだ。



これほど見事に『つなぎの監督』を務めた人間
はいないだろう。



西武ライオンズは昨日、伊原春樹を
新監督に据える事を発表した。
2001年から2003年に西武の監督を
務めており、10年ぶりの復帰となった。



伊原の指導力、特にサードコーチとしての
能力は球界屈指である。また選手に対しての
厳しさも有名であり、ベンチで怒鳴って叱咤
する事もしばしば。



ただ今回の監督人事に関して、球団は
『つなぎ』の意識があるのか、それともある
程度の期間を任せるのかが見えてこない。
次期監督候補を『伊原内閣』に入閣させるの
だろうか。



この辺りをはっきりさせないと、中日ドラゴ
ンズが失敗した『高木守道監督の2年間』の
ようになってしまう。



指導者としては非常に優秀な伊原監督。
新監督を囲む、コーチ陣に注目だ。







【2】編集後記
『笑っていいとも!』が、来年の3月

いっぱいで終了するとの事。

32年間も続いてたんですね~。

タモさんも68歳。

ここ10年以上、『いいとも』を

まともに観てませんが、やはり

お昼の顔がいなくなってしまうのは

寂しいですね。

次は、どんな番組になるのでしょうか。

名監督のあとに座る新監督と一緒で、

これは、かなりのプレッシャーですね。

敗軍の将、兵を語らず【ジム・リーランド】野球人No.270

jimleyland.jpg

【1】今日の野球人
[選手名]ジム・リーランド
[生年月日]1944/12/15

※現デトロイト・タイガース監督





最強打者、ミゲルカブレラを擁する重量打線。
そして、バーランダー、シャーザー、
サンチェスと、どの球団に行っても
先発1番手か2番手が務まる先発陣。



タイガースは圧倒的な戦力を誇りながら、
またしてもチャンピオンリングは逃げて
行った。



タイガースの本拠地であるデトロイト市は
今年の夏、正式に破たん。以前からデトロイト
の治安は良くなかったが、夏以降、さらに悪化
していった。失業者が街に溢れかえり、人々は
職を求めて近隣の都市へ移住。デトロイト市は
『死の町』と呼ばれるようになった。



そんな状況の中でも、タイガースの人気は
変わらなかった。平均観客動員数は、
3万7000人。この数字は、メジャーでも
トップ10に入る。



人々は、タイガースに希望を見出している。

そして、そんな市民の希望を一身に背負う男
ジム・リーランド。



監督歴22年、通算勝利数は
1700勝を越える。



今回のプレーオフでも、この名将の采配に
大きな間違いはなかったように見えた。ただ
試合終了後に、いくつかの采配ミスを犯したと
リーランドは潔く認めた。



昨季は、ワールドシリーズに進出しながらも
ジャイアンツに敗れた。今年こそはと臨んだ
ポストシーズンだったが、リベンジはならな
かった。



今年でリーランドは、69歳になる。
本人としては、ワールドチャンピオンを獲って
勇退という最高のシナリオを目指していたと
思うのだが・・・。



このまま監督引退というのは寂しすぎる。
もう少し、老将のしぶとく、したたかな野球を
観ていたい。






【2】編集後記
毎日7:00にお届けする野球コラム

『野球人.com』を始めて今日で9か月

が経ちました。

いつもご愛読頂きありがとうございます。

今年の1/27からスタートし、何とか毎日

書き続けています^^;

会社の経営に携わる傍ら、ホントに毎日

書けるかなぁと、当初は不安でしたが

何とか続いております。

『光が強く当たれば当たるほど、

そこには濃い影ができる』


私自身、この言葉が好きです。

活躍するアスリートを的確に表現している

言葉だと思っています。

華やかなスポットライトが当たる一方で

彼らは、不安や孤独と戦っています。


アスリートたちも1人の弱い人間。

悩み、苦しみ、引退後の人生に怯えながら

必死に生きています。そういった『影』の面

にも目を向け、
彼らの人間臭い『もがき』を

文章で表現し、読者の皆さんが、アスリート

から勇気をもらえるお手伝いができればと

思っております。

今後共どうぞ宜しくお願い致します。

グランドスラムの破壊力【シェーン・ビクトリーノ】野球人No.269

Shane Victorino

【1】今日の野球人
[選手名]シェーン・ビクトリーノ
[ポジション]ライト
[チーム]ボストン・レッドソックス
[背番号]18
[生年月日]1980/11/30
[2013年シーズン年俸]1300万ドル






グランドスラム、すなわち満塁本塁打という
のは、相手に与えるダメージが最も大きい
手段である。
一挙4点。



もちろん得点も大きいが、相手に与える精神
的なダメージも大きい。打たれた投手は、
いつまでもその残像が残る。ベテラン投手と
いえど、すぐに気持ちを切り替えるのは難しい
だろう。それが、ポストシーズンのような
短期決戦であれば、なおさらである。



2013年のアメリカンリーグ・チャンピオン
シップシリーズ。今回のシリーズでレッド
ソックスは2本の神がかった満塁ホームランを
放った。



1本目は第2戦。
デビッド・オルティーズが、同点グランド
スラムをセンター右に叩き込んだ。重い
ムードだった5-1のスコアを、一挙にタイに
戻した一打だった。



そして2本目は昨日の第6戦。
シェーン・ビクトリーノが、逆転グランド
スラムで
タイガースの息の根を止めた。打球は
11.3メートルあるグリーンモンスターの
はるか上空へ消えていった。



ビクトリーノの一打でワールドシリーズへの
切符を手に入れたレッドソックス。
このコラムで何度も言わせて頂いたが、
今シーズンのレッドソックスは、2004年に
ワールドチャンピオンを獲得した時と似て
いる。



今年のレッドソックスは何か『持っている』。
さぁ、ワールドシリーズだ。






【2】編集後記
今度は台風27号が日本列島に

接近しています。

進路は、前回の26号と同じルートとの事。

ちなみに今回の強さは、『猛烈な』と気象庁は

発表しています。

でもこの強さ表示、よくわかりませんね。

前回は『10年に一度』とか、『非常に強い』

とかでしたが・・・。

いずれにしても皆さんお気を付け下さい。

新たな黄金時代へ・・・【マイク・マシーニー】野球人No.268

Mike Matheny抜擢

【1】今日の野球人
[選手名]マイク・マシーニー
[生年月日]1970/9/22

※現セントルイス・カージナルス監督




思えば2012年のシーズン開幕前、多くの
野球関係者がセントルイス・カージナルスの
将来を案じていた。



前年の2011年は、ワールド・チャンピオン
に輝いたものの、メジャー屈指の名将であった
トニー・ラルーサ監督が勇退。
そして、長きに
渡ってカージナルスの打線の中核を担ってきた
アルバート・プホルスが、エンゼルスに移籍。



一時代の終焉と共に、新たなカージナルスの
船出の年であった。



そんな状況の中、監督に抜擢されたのは
現役時代には名捕手として鳴らした、
マイク・マシーニー。
2000年代前半に
カージナルスの正捕手を務めていた男で、
当時から抜群のリーダーシップを発揮
していた。



だが、監督経験はおろか、マイナーリーグでの
コーチ経験すら皆無。前年まではカージナルス
のGM補佐を務めており、6年ぶりの現場復帰
であった。マシーニーに対して不安要素を
挙げればきりがないほどあったが、カージナ
ルスは思い切って抜擢。



前年ワールドチャンピオンに輝いており、
尚且つ、名将が去った後を務める監督だ。
正直、誰もやりたがらない仕事である。
だがマシーニーは、抜群の統率力を
発揮し、2012年はチームをプレーオフに
導いた。そして今シーズンも、激戦区となった
ナショナルリーグ中地区で安定した強さを
発揮。パイレーツを交わして地区優勝を飾り、
2年連続で結果を出した。



カージナルスの球団運営や、マイナリーグでの
選手育成方法はメジャー屈指と言われており、
勝つために『仕組み』が確立されている。
マシーニーは、そういった『仕組み』のうえに
乗っかっただけ、という見方もあるが、やはり
ここまで結果を出すのは、現場のこの男の
手腕だろう。



昨日、スター軍団ドジャースを退け、ワールド
シリーズへの切符を手に入れた。圧巻だった
のは、メジャー屈指の左腕カーショウを完膚
なきまでにボコボコにした事。ドジャースに
してみれば、カーショウで負けてしまえば
諦めがつく。そんな胸中を察するかのように
安打を浴びせまくった。



新生カージナルスの黄金期の到来か。
マイク・マシーニー、43歳。
この監督の長期政権になりそうだ。





【2】編集後記
中日のコーチに森繁和氏と、辻初彦氏が内定

するとの事でしたが、実はこの二人、

西武ライオンズも狙っていたそうです。

現役時代に西武黄金期を支えた2人。

そして、コーチとしても非常に優秀です。

やはり、どこの業界も優秀な人材は

取り合いですね。

現在、うちの会社も連日、新入社員の

面接をしています。

度重なる書類審査と、面接に少々うんざり

してきましたが・・・。

なんとか良い人材を獲って、一緒に頑張って

いきたいです。

カーショウまでつなげろ!【クレイトン・カーショウ】野球人No.267

ClaytonKershawposyseason.jpg

【1】今日の野球人
[選手名]クレイトン・カーショウ
[ポジション]ピッチャー
[チーム]ロサンゼルス・ドジャース
[背番号]22
[生年月日]1988/3/19
[2013年シーズン年俸]1100万ドル







ダルビッシュ有がまだ日本ハムに在籍して
いた時、ノムさんこと、野村克也氏はよくこう
言っていた。

『日本ハムの投手陣は、楽だな』

当時、ダルビッシュは球界を代表するエースと
して君臨しており、圧倒的な成績を残してい
た。ただ、日本ハム投手陣は、ダルビッシュ
だけが飛び抜けた存在であり、他の投手たちは
粒の小さい投手が多かった。



『楽』な訳がない。

ではどういう意味だったのか?
ノムさんいわく、



『絶対的なエースがいる
チームは楽なんだよ。
教育という意味で。若い伸び盛りの投手や
まだまだ未熟な投手がいたら、おい、ダルビッ
シュを見習え、の一言で済むから』




なるほど、確かにそばにいるだけで若手投手に
多大な影響を与える投手である。



ドジャースのエースである、カーショウ。
今シーズン、好投手であるグレインキー
が移籍
してきたとはいえ、やはりエースはこの男で
ある。



今シーズンも抜群の成績を残し、ナショナル
リーグの防御率と奪三振のタイトルを獲得
打線の援護に恵まれず、勝利数は16と伸び
悩んだものの、投球内容を考えれば20勝して
もおかしくなかった。



そして迎えたナショナルリーグ・チャンピオン
シップシリーズ。カージナルスに3敗し、後が
無くなったドジャースだが、監督であるマッ
ティングリーは、強気の姿勢を崩さなかった。



それは、2戦後に先発を予定している、カー
ショウの存在があるからだ。現地時間15日に
カージナルスに敗れた後、マッティングリー
監督はこうコメントした。



『明日勝てば、次の試合は世界一の投手が控え
ている』



この言葉が、全てを物語っている。絶対的な
エースが存在するチームというのは、こういう
事なのだろう。
監督としては、カーショウと
心中する覚悟であり、もしカーショウで負け
てしまえば、もう何もない。諦めもつく。



第6戦のカーショウまで、何とかつなげろ。
そんな気持ちで戦っているのだろう。
先日行われた第5戦は、ゴンザレスの活躍で
何とか勝利を収めた。そして今日、満を持して
カーショウが登板する。



負ければ終わりのドジャース。
カーショウの左肩にすべてがかかっている。







【2】編集後記
個性的な世界観で有名なマンガ

『ジョジョの奇妙な冒険』

私もジョジョのファンの一人なのですが、

来年2014年から第3部がTVアニメ化

されるとの事。今の若い子たちは

あまり知らないかもしれませんが、

ジョジョは、いまだに

おじさん世代(30代~40代)に

人気があります。

いやぁ~、楽しみです!

※関連URL
 ↓   ↓

2番カブレラという、『奇策』【ミゲル・カブレラ】野球人No.266

MiguelCabrera2番

【1】今日の野球人
[選手名]ミゲル・カブレラ
[ポジション]サード
[チーム]デトロイト・タイガース
[背番号]24
[生年月日]1983/4/18
[2013年シーズン年俸]2100万ドル





通常、ポストシーズンのような短期決戦では、
大きな打順変更や、中継ぎ投手が先発すると
いうような、『奇策』というのは、あまり
やらない方が良いと言われている。大きな
リスクの割に、成功する確立が極めて低いから
である。レギュラーシーズン通り、正攻法で
戦った方が、勝つ確率は高い。



アメリカンリーグ・チャンピオンシップ
シリーズ第4戦。タイガースは、初戦を獲った
ものの、第2戦を逆転負け、第3戦を投手戦の
末に落とした。流れは、完全にレッドソックス
に傾いている。タイガースとしては、何として
でもこの流れを食い止めたいところ。



そこで名将ジム・リーランドがとった
今年一番の『奇策』。1番打者ジャクソンの
打順を8番に下げ、そのまま打順を1つずつ
繰り上げたのだ。この変更の真意の程は定か
ではないが、監督としてはとにかく雰囲気を
変えたかったのだろう。



そして驚くことに、3冠王もカブレラがなんと
2番に入った。日本ではあまり一般的では
ないが、メジャーリーグでは強打者が時折、
2番に座る事がある。ヤンキースのA-ROD
や、エンゼルスのマイク・トラウトも頻繁に
2番を務めている。



しかし、カブレラが2番に入ると本当に迫力が
ある。まさに『重量打線』。日本では、2番は
小技ができて、小兵選手が務めるというイメー
ジが強いが、その対極だ。



しかし昨日は、この大バクチにも近い
『奇策』が、大当たりした。




レッドソックス先発のピービーを打ち崩し、
7得点。2番に繰り上がった貴重なカブレラも
タイムリーを放ち、重量打線が効率よく機能
した。



投げては先発のフィスターも、ヒットを浴び
ながらも何とか要所要所を抑える。後は、
リリーフ陣を4人投入し、タイガースが逃げ
切った。



今回のレッドソックスとタイガースの戦いは、
大逆転劇の試合もあれば、緊張感たっぷりの
投手戦もある。そして昨日は、『奇策』による
トリッキーな戦いも見せてくれた。



う~む、これは下手な映画よりも面白い。
明日はどんな試合を見せてくれるのだろうか。






【2】編集後記
先ほど、うちの妻からメールで、

『元中日ドラゴンズの〇〇って選手
知ってる? 今、中日でコーチをしている
そうなんだけど』


との事。

実名は控えますが、全く無名の選手で、

今は、ブルペンキャッチャー。

野球に詳しくない妻が、なぜ知っているのかと

思いましたが、どうやら奥さん同士の繋がり

との事。

この投手の奥さんは栄養士で、うちの奥さんも

管理栄養士。

いや~、もしこの方と一緒にお酒を飲む

機会が
あれば、色々と球界のウラ話を聞いて

みたいですね(笑)

その時は、こっそりこの『編集後記』に

UPしますね(笑)


緊張感あふれる投手戦!【ジョン・ラッキー、ジャスティン・バーランダー】野球人No.265

JhonLacky20131015.jpg 

【1】今日の野球人
[選手名]ジョン・ラッキー
[ポジション]ピッチャー
[チーム]ボストン・レッドソックス
[背番号]41
[生年月日]1978/10/23
[2013年シーズン年俸]1595万ドル

justinverlander20131015.jpg

[選手名]ジャスティン・バーランダー
[ポジション]ピッチャー
[チーム]デトロイト・タイガース
[背番号]35
[生年月日]1983/2/20
[2013年シーズン年俸]2000万ドル





1勝1敗で迎えたアメリカンリーグ・チャン
ピオンシップシリーズ第3戦。舞台はタイ
ガース本拠地、コメリカパークへと移された。



第2戦で、劇的な逆転勝利で飾ったレッド
ソックスは、勢いに乗っている。長いペナント
レースと違い、短期決戦では、『勢い』
勝負のカギを握る。



そういった意味では、レッドソックスの
首領(ドン)、オルティーズが放った同点
本塁打は、何よりも大きな意味を持つ。
メンバーのボルテージは最高潮だ。



かたや、嫌な負け方をしたタイガースは、
本拠地で仕切り直しをはかる。サイヤング賞
投手のバーランダーを投入して、何とかレッド
ソックスの勢いを止めたい。



試合展開は予想通り、投手戦となった。
中でもバーランダーの調子は最高だった。
95マイルを越える速球とスライダーで
三振の山を築く。7回まで3塁を踏ませない
完璧なピッチング。



レッドソックス先発のラッキーも、初回に
ピンチを招くものの、何とか切り抜ける。その
後も、要所要所でカーブ、カッターを巧みに
投げ分る老獪なピッチング。昨日は、変化球の
切れ味が鋭く、特にカーブがストンと低めに
決まっていた。力でねじ伏せるバーランダーに
比べれば、ストレートの迫力こそ劣るものの、
経験と技術と気迫で、6.2回を無失点に
抑えた。



試合が動いたのは7回。レッドソックスの主砲
マイク・ナポリは、バーランダーのこの日唯一
とも言える失投を見逃さなかった。
真ん中に甘く入った4シームをライトスタンド
に叩き込む、値千金のソロホームラン。



この虎の子の1点を、田澤と上原の必勝リレー
で守り切った。



最高の緊張感にあふれた、素晴らしい投手戦で
あった。バーランダーも悔やんでも悔やみきれ
ない1球であったが、それを見事に仕留めた
ナポリも凄い。



第2戦の逆転劇で、やはり『流れ』は、レッド
ソックスに来ているのか。タイガースとしては
何とか嫌な流れを止めたいところだが。



明日以降も、緊張感あふれる質の高い野球を
楽しみたい。






【2】編集後記
みなさん台風の影響は大丈夫だった

でしょうか?

私の地域は、特に何もなく過ぎていき

ましたが、16日の朝方の東京は、とても

強い風と雨にさらされたようですね;;

伊豆大島では多くの行方不明者が

出ているとか。

台風後の土砂崩れにも注意ですね・・・。

さらばライオンズ、さらば『青い血』【伊東勤】野球人No.264

伊東勤 

【1】今日の野球人
[選手名]伊東勤
[チーム]千葉ロッテマリーンズ
[生年月日]1962/8/29

※現千葉ロッテマリーンズ監督







ロサンゼルス・ドジャースの監督を21年間
勤め、愛嬌のあるキャラクターで人気を博した
トミー・ラソーダ。野茂英雄がメジャーリーグ
に挑戦した際には、彼を息子のように可愛がり
周囲の雑音やパパラッチから野茂を守った。



そのラソーダの言葉である、
『俺には、ドジャーブルーの血が流れている』
は、あまりにも有名だ。



パ・リーグCSファーストステージ第3戦、
伊東勤率いる千葉ロッテが、西武を破り
ファイナルステージへと駒を進めた。



そして試合終了後、伊東は前述のラソーダの
言葉になぞらえて、
『今日で黒い血に変わった』
とコメント。選手として21年間、監督として
4年間所属した西武ライオンズに、真の意味
での別れを告げた。



80年代~90年代前半、西武の黄金期に
不動の正捕手として活躍した伊東。
同じく名捕手であった森祇昌監督から捕手
としてのイロハを叩き込まれ、球界屈指の
名捕手となった。



そんな伊東だが、2007年に西武の監督を
解任された時は、上層部とかなりの軋轢が
あったようだ。伊東自身、『二度と西武に戻る
事はない』
言っている様に、西武に対して憎悪
にも近い、激しい感情を持っている。



『打倒巨人』にも似たような、強烈な『負』の
感情を、勝利へのエネルギーに転換したの
だろう。就任1年目で見事に結果を出した。



やはり現役時代に名捕手だった監督が、展開
する野球は非常に面白い。奥が深く、熟成され
たワインの様だ。来年から指揮を執る谷繁元信
も楽しみだが、個人的に元阪神の矢野耀大
にも、とても期待している。



この男、指導者として高い資質を持っていると
球界からも評判であり、落合博満からも
『お前、いつ監督やるんだ?早くやれよ』
声をかけられていた。



辛口の落合からこんなコメントが聞けるとは。
球界屈指の名将になるのかも。





【2】編集後記
阪神の内野守備走塁コーチに、高代延博氏が

内定との事。

このコーチ、『ノック名人』として

有名です。また、サードコーチとしての

判断技術も秀逸で、各球団から

引っ張りだこの名コーチです。

落合の右腕である、森繁和氏もそうですが、

こういった本当に指導力のある人たちの活躍

というのは、過去の栄光にふんぞり返ること

なく、たゆまぬ努力と勉強を続けてきた結果だ

と思います(円滑な人間関係つくりも含め)。

むしろ、現役時代よりも輝き、多くの球団から

必要とされています。

いやぁ~、カッコいい生き方ですね。

その勝負強さは、神の領域に・・・【デビッド・オルティーズ】野球人No.263

DavidOrtiz満塁弾 

【1】今日の野球人
[選手名]デビッド・オルティーズ
[ポジション]DH
[チーム]ボストン・レッドソックス
[背番号]34
[生年月日]1975/11/18
[2013年シーズン年俸]1457万ドル




『勝負強い打者』と呼ばれる選手がいる。
英語ではよく、『クラッチヒッター』と表現
され、勝負の分かれ目や、プレッシャーが
かかる場面で活躍する打者の事だ。



STATSで判断するならば、得点圏打率や、
ポストシーズンでの打率や打点という項目が
高い打者、という事か。



古くは長嶋茂雄、『ミスターオクトーバー』
こと、レジー・ジャクソンが代表的な選手だ。
これらの選手のプレーは、ファンの心に深く
刻み込まれ、時間が経過しても色あせること
なく、強烈な印象を残し続けている。



レッドソックスの重鎮、デビッド・オル
ティーズ。『ビッグ・パピ』の愛称で、多くの
ファンから親しまれている。また、人柄もよく
面倒見も良いため、南米出身の選手たちの
ボス的存在でもある。



この男の『勝負強さ』は、既に神がかり的
と言ってもいいだろう。史上2位の13本の
サヨナラ本塁打を記録しており、中でもポスト
シーズンでは、劇的な本塁打を連発している。



そして、昨日のリーグチャンピオンシップ
シリーズ第2戦。初戦を1-0で落とした
レッドソックスは、何としてでも巻き返し
たい。



しかし、タイガースの先発は最多勝を
獲得したシャーザー。この21勝右腕が
レッドソックスの前に立ちはだかった。



7回を2安打1失点13奪三振
という
最高のピッチングで、レッドソックス打線を
抑え込んだ。



そして、多くのファンがタイガースの勝利を
確信した8回裏、またもやビッグ・パピが魅せ
てくれた。



4点を追うレッドソックスは、ヒットと四球で
満塁とする。ここで迎える打者は、オル
ティーズ。ホームランが出れば同点という
場面だ。



やはり、こういった場面に打席が回ってくると
いうのも『持っている』という事なのだろう。



鮮やかに1球で仕留めた。
間違いなく、初球を狙っていただろう。




タイガースの守護神、ベノアの初球のチェンジ
アップを叩き、同点グランドスラム!
打球は、上原らレッドソックスリリーフ陣が
準備するブルペンに飛び込んでいった。



2004年にレッドソックスがワールドチャン
ピオンになった時もそうだったが、この
オルティーズが、異常な勝負強さを見せた。
まるで、何かが乗り移ったかのように・・・。



今日のオルティーズも、何かが乗り移っていた
気がする。もう、言葉では説明できない、
非科学的な何かが・・・。



偉大なるビッグ・パピ。
また、ひとつ伝説を創ってくれた。




【2】編集後記
元サッカー日本代表の前園真聖さんが、

泥酔状態で、タクシー運転手に暴行を

加え、逮捕されたとの事。

アスリートのこういった事件というのは、

本当に悲しくもあり、残念です。

現役時代の輝かしい栄光が忘れられず、

引退後に生き方がわからなくなったり、

自暴自棄になってしまう方が多いようです。

学生時代から、スポーツ一筋で生きてきた

『代償』と言ってしまえばそれまでですが。


引退後の人生の方がはるかに長く、現役時代に

比べれば、地味な人生が待っています。

金銭感覚も、修正しなければならない

でしょう。

ノムさんこと、野村克也さんが、よく言って

いましたが、

『現役時代は体だけで生きてきたけど、

引退後は、首から上で(頭を使って)生きて

いかなきゃならんのや~。自分がいかに

世間知らずかという事を知って、

謙虚に人の話を聞いて、本を読め~。』


本当に、ごもっともだと思います。

前園さんの今後の挽回に期待したいです。

最高級の『独り相撲』【アニバル・サンチェス】野球人No.262

anibalsanchez.jpg

【1】今日の野球人
[選手名]アニバル・サンチェス
[ポジション]ピッチャー
[チーム]デトロイト・タイガース
[背番号]19
[生年月日]1984/2/27
[2013年シーズン年俸]800万ドル





いよいよ始まった、アメリカン・リーグの
リーグ優勝決定戦。



やはり当初の予想通り、順当にこの2チームが
勝ち上がってきた。新監督ジョン・ファレル
率いる『新生』レッドソックスと、最強打者
ミゲル・カブレラを擁するタイガースだ。



打撃力に関しては、両チーム共にリーグ
No.1級。打率、出塁率、長打力、得点が
高く、小技を使わない。レッドソックスと
タイガース共に攻撃スタイルが似ており、
『ビッグ・ボール』のチームカラーだ。



しいて特徴を挙げるなら、レッドソックスの
方がエルズベリーを中心に、機動力が高い事
タイガースには、打線の中心にカブレラという
『大黒柱』が存在する事
か。



そして昨日行われた第一戦、いきなり凄まじい
戦いを見せてくれた。



試合展開は、当初の予想を反する戦いと
なった。レッドソックス先発レスター対タイ
ガース先発サンチェスが、一歩も引かない息
詰まる投手戦。




中でもサンチェスのピッチングは圧巻の
一言に尽きる。95マイルに前後の速球を
ガンガン投げ込み三振の山を築く。結果は、
6回12奪三振、被安打0!!



これだけ見れば、完全無欠の危なげないピッチ
ングと思えるが、与えた四球も6回で6個!!
最期のイニングであった6回には、ランナー
3人を全て四球で出し、満塁の大ピンチを
招いた。最期はドリューから三振を奪い、
何とか切り抜けたものの、ヒヤヒヤのピッチ
ングであった。



非常にクオリティーが高い、上質で最高級の
『独り相撲』
とでも言おうか。心臓が飛び出そ
うになるほどの緊張感の中で、『サンチェス
劇場』を披露してくれた。



四球を何個出そうとも、山のように三振を奪い
『バットに当てさせてないだろう?』と言わん
ばかりに、ふてぶてしくマウンドから帰って
くる。そういえば、全盛期の松坂大輔は今日の
サンチェスのようなピッチングをしていたなぁ
と、懐かしい思いがした。



肝心の試合結果は、1-0でタイガースが初戦
を獲った。このシリーズ、第7戦までもつれる
かもしれない・・・。




【2】編集後記
ちょっとオシャレな雑貨屋さん

FrancFranc(フランフラン)

www.francfranc.com/shop/

昔から、好きでよく行っていたのですが

ここの社長が書いた本を読みました。

題名は『遊ばない社員はいらない』

仕事以外での『上質な遊び』が、

人間的な視野を広げ、余裕が出て、

クリエイティブな発想を生み出す・・・。

ややクセのある内容ですが、会社経営という点

において、
参考になる点も多かったです。

Amazonのレビューでは、酷評されている

ようですが、1代で創業し上場企業にまで

育て上げた社長ですから、やはり凄い方です。

FrancFrancが好きな方、デザインや

クリエイティブな事に興味のある方は、

一度
読んでみて下さい。

遊ばない社員

将来性を感じる、新生『侍ジャパン』の監督【小久保裕紀】野球人No.261

小久保J 

【1】今日の野球人
[選手名]小久保裕紀
[チーム]ソフトバンク 他 2012年引退
[生年月日]1971/10/8





2013年に行われた第3回WBC。
侍ジャパンこと日本代表は、準決勝でプエルト
リコに敗退。3大会連続優勝はならず、
ベスト4止まりであった。



今回のWBCはメジャー組が不参加であった。
前2大会でキャプテンとしてカリスマぶりを
発揮し、優勝に導いたイチローもいない。
『脱イチロー』というテーマの中、どのような
戦いを見せてくれるのか注目が集まったの
だが・・・。



そもそも、監督選定の時点で、大きな疑問が
残ったのは間違いない(大会開催のわずか
5か月前に決まった、ドタバタ劇を含め)。

あくまで結果論かもしれないが、仮に今回の
大会で優勝していたとしても、将来性を感じ
ない選定だった。



中日ドラゴンズの監督人事もそうだが、やはり
日本プロ野球界の体質の古さ、フットワークの
悪さ、泥臭い『しがらみ』を感じてしまう。



その反動からか、2017年に開催される
WBCに向けて、若くてフレッシュな人材が
登用された。元ソフトバンク・ホークスの
キャプテン、小久保裕紀だ。



現役時代から、類まれなキャプテンシーを
発揮。多くの若手選手たちが小久保を慕い、
『小久保信者』と呼ばれる選手もいたほど。



そもそも小久保のメンタリティーは、当時監督
であった王貞治氏から、多大な影響を受けて
いる。その師弟関係は、打撃技術だけでなく、
王氏を『心の師』として仰ぎ、その関係は、
生き方や、人としてどうあるべきか、といった
面にまで及んだ。



そういった意味でも、個人的にはなかなか良い
選定だったのではと思う。
今大会の『失敗』を
大いに踏まえ、2017年までの長期政権を
敷いた。



監督、コーチ経験はなく、42歳と若い。経験
不足は否めないものの、今後必ず指導者への
道を歩む人間。『名将』になる資質は大いに
持っている。




ちなみに、何かの本で読んだのだが、小久保の
夢は、『高校野球の監督になる事』だそうだ。
若い少年達を育てることに、命を捧げたいと
言っていた。


いずれにしても、いつかは日本を代表する
名監督になるだろう。





【2】編集後記
故スティーブ・ジョブズの言葉で

好きな言葉があります。

『恋のライバルが、彼女に10本のバラを

贈ったら、君は彼女に15本送るのかい?

そう思った時点で君の負けだよ。

大切なのは、ライバルがどうしたか、ではなく

彼女が本当に望んでいる事を、見極める事

だよ』


この言葉ほど、的確に人間心理を見抜いてる

言葉はないと思います。

ビジネスにおいても、もちろん恋においても

競争に夢中になって、本当に大切なことを

見失う事がある・・・。

お客さんの声や、恋人の声にいつも耳を

傾けていたいです。

『火中の栗を拾いに行く』契約延長【ジョー・ジラルディ】野球人No.260

Girardi契約延長

【1】今日の野球人
[選手名]ジョー・ジラルディ
[チーム]ニューヨーク・ヤンキース
[背番号]28
[生年月日]1964/10/14

※現ニューヨーク・ヤンキース監督






今シーズン85勝77敗でアメリカンリーグ
東地区4位に沈んだヤンキース。5年ぶりに
ポストシーズン進出も逃がしてしまった。



例年であれば、ニューヨークの厳しいメディア
たちは、戦犯探しに躍起になるのだが、今年は
ちょっと様子が違う。
何せレギュラー野手陣が
ほとんど怪我で
欠場し、満足に出場できたは
カノとイチローぐらい。誰に矛先を向けていい
のやら。



むしろ、そんな異常事態の中、よくぞここまで
戦い抜いたと、監督のジョー・ジラルディの
評価が上がった。
そして、そのジラルディが、
先日、ヤンキースと延長契約をかわした。




『4年総額1600万ドル』



なかなか良い待遇である。今月いっぱいで
契約が切れる事になっていたジラルディだが、
他球団からのオファーもあった。なかでも
ナショナルズが熱心にオファーを出していた
そうだ。



チームの状態を考えれば、最悪の状況のヤン
キースよりも、生きのいい若手が多く、上向き
傾向のナショナルズの方が、良かったのかも
しれない。



決め手は、ニューヨークに住む家族の事を考え
てだったそうだが、
これはなかなか『タフな
決断』
だったと言えよう。



多くの不良債権の選手を抱え、中心選手である
カノとの契約も切れる。
先発投手も高齢化が
進み、若手が育っていない。さらには、捕手も
いない。
リベラの後のクローザーは誰が務める
のか?ジーターは、ショートを守れるのか?
問題が山積みである。

※関連コラムはコチラ
 ↓   ↓

ヤンキースの『不良債権』たち
yaqjin.blog.fc2.com/blog-entry-251.html

カノとの契約延長は?
yaqjin.blog.fc2.com/blog-entry-15.html

正捕手不在のヤンキース
yaqjin.blog.fc2.com/blog-entry-239.html

ジーターの衰え
yaqjin.blog.fc2.com/blog-entry-232.html

リベラの後継者は?
yaqjin.blog.fc2.com/blog-entry-219.html



ともあれ『火中の栗を拾いに行く』決断を
下したジラルディ。投げ出したくなる様な
チーム状況だが、覚悟を決めて、来期もピン
ストライプを纏う。



新たな4年契約で長期政権の下地は整った。
間違いなく、『名将』と呼べる監督だろう。






【2】編集後記
ずっとFacebookは、やっていたの

ですが、最近『LINE』を始めました。

これ、なかなか面白いですね(笑)

いろんなスタンプがあって、結構はまって

ます。女子高生たちがはまる気持ちが

わかりますわ(笑)

天才野球人、今度はGMに【落合博満】野球人No.259

落合博満 

【1】今日の野球人
[選手名]落合博満
[チーム]中日ドラゴンズGM
[生年月日]1953/12/9





連日スポーツニュースを賑わせていた
中日ドラゴンズの監督人事。



多くの候補者の名前が挙がったものの
結果は周囲の予想を大きく裏切る、
『谷繁監督』。現役は続行し、捕手と監督を
兼任するプレイングマネージャー。
2007年の
古田以来である。



そして、もう一つ球界を揺るがす人事、
『落合GM』の誕生だ。



当初、オーナー陣は、落合に監督として
オファーを出したそうだ。そして他の候補者
として、谷繁の名前を出したところ、落合の
方から『素晴らしい人物』と推薦。そして
『私が支援する』と谷繁を後方支援する為、
GMの椅子を新たに設置。就任に至った。



落合自身、2011年オフは、多くの軋轢を
生んだ挙句の退団だった。腹心のコーチたちも
こぞって退団しており、『落合カラーの払拭』
とまで揶揄された。



まぁ、親会社の中日新聞社も、かなりの派閥
争いがあり、
内部は非常にドロドロしている。
そういった余波が中日ドラゴンズという組織
に対しても、少なからず影響していたようだ。



そして今回、落合が就任したGM職。
メジャーリーグファンの方なら、おそらく
知らない方はいないだろう。だが、年配の
野球ファンの方で、『なんじゃそりゃ』
思う方も多いのでは・・・。



要するに、オーナーや社長と、現場(監督、
選手)をつなぐパイプ役であり、与えられた
予算の中でチームを編成する、重要な役割。



メジャーリーグでは、必ず設置されているが、
日本で設置している球団は、まだまだ少数派。
小説、映画で大ヒットした『マネー・ボール』
で、日本でもだいぶ浸透した。



ともあれ、『背広組』となった落合の手腕は
いかに。裏方ではあるものの、未だ絶大な
影響力を誇る天才野球人。前回とは違い、
もう一歩俯瞰した位置からチームをコント
ロールする。



そして、『名参謀』も復帰すれば、もっと
面白い事になる。そう、『落合の右腕』
森繁和だ。

森復帰


う~む、これは楽しみだ。
また、二人のタッグが見られるのだろうか。




まぁ、次は二人とも背広を着ているかも
しれないが・・・。

落合と森 





【2】編集後記
20代の独身だった頃、自室の一部を

『ホームシアター』に改造し、

かなりはまっていました(笑)

友人たちを呼んで鑑賞会を開いたり、

夜ひとりで酒を飲みながら悦に入ったり。

100インチのプロジェクターと5.1チャン

ネルのサラウンドで楽しんでいました。

家族を持ってからは、ずっとご無沙汰でしたが

最近また、『ホームシアター』熱が

沸々と
湧いてきました。

また自宅を改造しようかな・・・。

『超』攻撃型オーダー!【ジョニー・ペラルタ】野球人No.258

JhonnyPeralta攻撃型1 

【1】今日の野球人
[選手名]ジョニー・ペラルタ
[ポジション]ショート、レフト
[チーム]デトロイト・タイガース
[背番号]27
[生年月日]1982/5/28
[2013年シーズン年俸]600万ドル






『陣形』というものがある。
戦闘する際、人員を的確に配置し、戦闘力を
効果的に発揮する為の戦術である。



有名な『陣形』といえば、戦国時代の武田信玄
が用いた様々な『陣形』だろう。地形、気候、
敵味方の数などを考慮し、その時々で最適な
『陣形』
組んで戦ったという。



野球のオーダーも、この『陣形』に通ずるもの
がある。相手投手や、球場の形、味方の戦力
や調子を考え、監督は思考をめぐらせる。



そして、時として監督は守りを捨ててでも
攻撃に特化した
過激なオーダーを組む事
もある。そう、ある種の犠牲を払ってでも
バクチに出るのだ。



現在ディビジョンシリーズで、アスレチックス
と熾烈な戦いを繰り広げている、デトロイト・
タイガース。


もう説明する必要すらないだろう、ミゲル・
カブレラを中心とした打撃陣は、メジャー
No.1と言っても過言ではない。
そのタイ
ガース監督ジム・リーランドが、この
ディビ
ジョンシリーズでバクチに出たのだ。



出場停止中だったジョニー・ペラルタの処分が
解除され、久々にスターティングラインナップ
に姿を現したのだが、守備位置は何とレフト。



本来はショートなのだが、その守備位置には
レッドソックスから移籍してきた、ホセ・イグ
レシアスがいる。ペラルタが不在の間に
抜群の守備力でレギュラーの座を掴み、今や
タイガースに、なくてはならない存在になって
しまったのだ。



とはいうものの、ペラルタのパンチのある
打力は捨てがたい。であれば、手薄であった
レフトを守らせてしまえ、といった所。



もちろんレギュラーシーズンに外野を守った
経験は殆どない。1戦も落とせないプレーオフ
といった状況の中、これは大きな賭けである。



まぁ、サードのカブレラ、ファーストのフィル
ダーの守備力もメジャー最低レベルであり、
もともとディフェンスは甘いチームである。



そして、ショートを守っていた時のペラルタも
動きは決して良くなく、『銅像』と揶揄されて
いたことも。要するにショートでもレフトでも
不安はあるのだ。



かくして『超』攻撃型オーダーである、
レフト・ペラルタは発動されたのだが、
今のところ、このバクチは成功している。
昨日も2安打 3打点 1本塁打。守備も
大きなポカはしてない。



投手はレフトに打球が飛ぶとハラハラする
だろうが、このままレフトを無難にこなせば
ペラルタも新たな可能性が広がる。



個人的にはこういった、監督の覚悟を感じる
『潔い』オーダーは好きだが・・・(笑)。





【2】編集後記
レッドソックスがレイズを破り、次のステージ

である、リーグチャンピオンシップシリーズに

進出しました。

そして、クローザーの上原投手が、見事に

雪辱を果たしました!!

前日の痛恨の被弾から見事に立ち直り、

レイズ打線を抑えてくれました!!

いやぁ~、上原カッコいい!!

異国の地で争う、怪力男たち【ウラディミール・バレンティン、トニ・ブランコ】野球人No.257

バレンティン2

ブランコ



【1】今日の野球人
[選手名]ウラディミール・バレンティン
[ポジション]レフト
[チーム]東京ヤクルトスワローズ
[背番号]4
[生年月日]1984/7/2
[2013年シーズン年俸]95万ドル

[選手名]トニ・ブランコ
[ポジション]ファースト
[チーム]横浜DeNAベイスターズ
[背番号]42
[生年月日]1980/11/20
[2013年シーズン年俸]2億円




日本にやってくる助っ人外国人というのは、
本当に当たり外れが大きい。実力もさること
ながら、やはり『適応力』がモノを言う。



日本プロ野球を見下す選手(今では大分少なく
なったが)、ホームシックになる繊細な選手、
自分のスタイルを貫く頑固な選手、助言を聞き
すぎてノイローゼになってしまう真面目すぎる
選手・・・。



この『適応力』というのは、非常に厄介だ。
こればっかりは、来てからじゃないと分から
ない。もちろん、高い費用を払って、徹底した
事前調査は行っているだろうが、性格的な面や
内面的な所までは、全てを把握する事はでき
ない。



それこそ、現地(アメリカやドミニカ)から
送られてくる、バッティングやピッチングの
DVDや、細かいSTATSがびっしり並んで
いる資料からではわからない。スカウトが
現地に行って数回面談しているだろうが、
それでも『バクチ』的な要素は否めない
だろう。



日本の本塁打記録を更新し続ける、
ウラジミール・バレンティン。



消化試合という事もあり、56本塁打を放って

からは、そこまで大きなニュースにならなく
なったが、着実に記録を伸ばしている。

『あれっ!もう60本打ってたんだ!』

と思われるファンの方もいるのでは(笑)
もはや55本塁打の『聖域』など、とうの昔の
話のように思えてしまう。



そして、同じくDeNAの助っ人外国人、
トニ・ブランコも驚異的なパワーで、本塁打を
量産。バレンティンと熾烈なタイトル争いを
繰り広げている。



下記、10月8日現在のセ・リーグの主要
タイトルである。



打率
1位 ブランコ .334
2位 バレンティン .331


本塁打
1位 バレンティン 60本
2位 ブランコ 41本


打点
1位 ブランコ 136点
2位 バレンティン 130点


OPS.
1位 バレンティン 1.236
2位 ブランコ 1.051




MLBアメリカン・リーグのミゲル・カブレラ
とクリス・デービスのタイトル争いもそう
だったが、今年は、かなりハイレベルな
バトルが繰り広げられている。



ちなみに、バレンティンとブランコは、
両者ともメジャーリーグでは、『失格』
烙印を押された選手。



彼らにしてみたら、楽天に在籍中のアンド
リュー・ジョーンズなど、当時は雲の上の存在
だったのだろう。きっと、話しかける事すら
できないスーパースターだ。



そんな彼らが、まさに人生をかけて、最後の
望みを賭けて日本にやって来た。家族を
故郷に残して、言葉も、食事も、気候も違う
東洋の国に・・・。



このタイトル争いに、日本人選手が絡んで
いない寂しさはあるものの、異国の地で頑張る
この怪力男たちに、私は敬意を表したい。







【2】編集後記
レッドソックスのクローザー、上原投手が

痛恨のサヨナラホームランを浴びて

しまいました(ToT)

今シーズンの夏以降、驚異の活躍で

快進撃の立役者となった上原投手。

打ったのは、キャッチャーのロバートン。

正直、怖い打者ではありません。

そして、上原投手も決して油断したとは思え

ません。これが、プレーオフの怖さという

ものなのでしょうか・・・。

ちなみに上原投手が、自身のツイッターで

下記の様に呟いていました。


投げてきましたぁ(^-^)  
やられましたぁ(ーー;)  
サヨナラ負け…(涙)


文面(文字)だけでは、わかりませんが

悔しくて眠れなかったのでは・・・。

とにかく気持ちを切り替えて、

次のマウンドではいつも通りの

ストレートを投げてほしいですね!

短期決戦は、2人の爆発力に期待!【ハンリー・ラミレス、ヤシエル・プイグ】野球人No.256

HanleyRamirez爆発

YasielPuig爆発



【1】今日の野球人
[選手名]ハンリー・ラミレス
[ポジション]ショート
[チーム]ロサンゼルス・ドジャース
[背番号]13
[生年月日]1983/12/23
[2013年シーズン年俸]1550万ドル

[選手名]ヤシエル・プイグ
[ポジション]ライト
[チーム]ロサンゼルス・ドジャース
[背番号]66
[生年月日]1990/12/7
[2013年シーズン年俸]200万ドル







現地時間6日、ドジャースは圧倒的な爆発力で
ブレーブスの先発テヘランを粉砕した。
4回までに大量10点。相手のエラーに乗じた
得点もあったが、クロフォードの一発が
効いた。



そして、ダメ押しはこの2人。
ハンリー・ラミレスとヤシエル・プイグの
中南米コンビだ。やはり8回裏の、2人の
タイムリーは、相手の戦意を喪失させた。



ここういった1戦も落とせない短期決戦では
少々の点差が開いても、絶対に攻撃の手を
緩めてはいけない。明日以降の戦いにも影響が
出るように、徹底して叩くところは叩く。
そんな姿勢がドジャースナインからは感じ
られた。



特にこの二人は、勢いに乗せると手がつかなく
なる。元々、ドミニカやキューバ出身の選手
たちは、気質的に『ムラッ気』、『山っ気』
である。まぁ、良くも悪くもだが、こういった
短期決戦で、バイオリズムが好調のゾーンに
来れば、しめたもの。監督、コーチ等は、
とにかく気分よく乗せて、ワールドシリーズ
まで維持させてあげればよい。



ちなみに『乗せ上手』な監督は、中南米選手
のマネージメントも上手い。現役監督で言えば
レイズのジョー・マッドン監督や、インディア
ンズのテリー・フランコーナ監督だ。



まだまだ新米監督の域を出ていない、ドン・
マッティングリー監督だが、その辺りの手腕
にも注目だ。



とにかく、この二人を『乗せて、乗せて』
大きなポカもやらかすかもしれないが、とん
でもない奇跡をおこす可能性も秘めている。



ポストシーズンの張り詰めるような緊張感と
2人の爆発力を、存分に楽しもう!








【2】編集後記
私は、『モスバーガー』が大好きなの

ですが(笑)、何故か近隣のモスバーガーが

相次いで閉店しております・・・^^;

少なくともここ数年で半径5km以内で、

4,5店舗は閉まってますね・・・。

ちなみに200万人都市です(笑)

今は、一番近い店舗で車で15分。

ファーストフードだと、この距離を

遠いと感じてしまいますね!(笑)


『ミスター・オクトーバー』の称号【ミゲル・カブレラ】野球人No.255

MiguelCabrera包囲網

【1】今日の野球人
[選手名]ミゲル・カブレラ
[ポジション]サード
[チーム]デトロイト・タイガース
[背番号]24
[生年月日]1983/4/18
[2013年シーズン年俸]2100万ドル




2012年のア・リーグ三冠王、ミゲル・
カブレラ。誰もが認める現役最強の打者だ。



打者としての頂点を極め、昨年以上に厳しい
マークが予想される中で迎えた2013年。
カブレラは、昨年以上の『威圧感』と卓越
した打撃技術
で投手たちを葬り続けた。



終わってみれば、ほぼタイトルを独占。
本塁打と打点は、オリオールズの大砲
クリス・デービスに譲ったものの、

打率 .348(1位)
本塁打 44本(2位)
打点 137打点(2位)
出塁率 .442(1位)
OPS 1.078(1位)

とんでもない数字がならぶ・・・。
さらにこの男の後ろには、左の大砲
プリンス・フィルダー、その後にはスイッチ
ヒッターの好打者、ビクター・マルチネスが
控える。相手投手には、ある意味『あきらめ』
が必要だ・・・。



そして、迎えたディビジョンシリーズ。
まずは、アスレチックスとの決戦。勝敗は、
現在1勝1敗のタイである(現地時間5日)。



タイガースの命運を握るカブレラだが、
今のところ、アスレチックス投手陣に
うまくかわされている。



9月に入ってから、股関節を痛めた影響も
あり、やや調子を落としていたカブレラ。
試合途中でベンチに退く試合もしばしば
見受けられ、その点がやや気がかりだ。



昨年のワールドシリーズでも、ジャイアンツ
投手陣の変化球攻めに苦しみ、波に乗れない
まま、終わってしまった印象が強い。
今年の
プレーオフでも、
各球団のスカウトが血まなこ
になって探した弱点を、嫌らしいまでに突いて
くるのだろう。



ちなみに、プレーオフや、ワールドシリーズで
打棒が爆発する打者の事を、

『ミスター・オクトーバー(10月)』と呼ぶ

これは、大変名誉ある称号だ。



三冠王のカブレラが残された名誉は、
『ミスターオクトーバー』だけだ。この称号を
得たとき、カブレラは真の偉大な打者として
歴史に名を刻むのだろう。




【2】編集後記
日本プロ野球もいよいよCS(チャンピオン

シップシリーズ)に突入します。

しかしこのプレーオフ制度、導入して

数年たっていますが、いまいち

評判がよくありません。

1位~3位が進出できるのですが、

負け越ししても進出できるチームも

ありますので・・・。

かたや、メジャーは昨シーズンから

ワイルドカードが2チームに増え

大盛り上がり。この変更は、大成功と

言えるでしょう。

日本プロ野球も、もう少しプレーオフ制度

を見直してほしいですね・・・。

『不良債権』とは言わせない!?【ジェイソン・ワース】野球人No.254

jaysonwerth.jpg

【1】今日の野球人
[選手名]ジェイソン・ワース
[ポジション]ライト
[チーム]ワシントン・ナショナルズ
[背番号]28
[生年月日]1979/5/20
[2013年シーズン年俸]1600万ドル






高額で、長期の契約を結んだものの働きの悪い
選手の事を『不良債権』と表現する事がある。
本人にとっては、なかなかキツイ表現だ。



以前のコラムにも書かせて頂いたが、ヤンキー
スは、多くの『不良債権』を抱えてしまって
いる。ヤンキースの強大な財力だから何とか
なっているものの、スモールマーケットを
本拠地とするチームだったら、あっという間に
破綻してしまうだろう。

※ヤンキースの不良債権のコラムはコチラ
     ↓      ↓
yaqjin.blog.fc2.com/blog-entry-251.html



ワシントン・ナショナルズのジェイソン・
ワース。オリオールズからドラフト1順目で
指名されたように、入団時からトッププロ
スペクトとして期待されていた。



しかし、なかなか才能が開花せずに移籍を
繰り返す事になる。最後に流れ着いた
フィリーズでやっとレギュラーをつかみ、
徐々に5ツールプレイヤーとして活躍し始めた
ワース。



そして、FAとなった2010年オフ。なんと
ナショナルズが、7年総額1億2600万ドル
を提示し、契約にこぎつけた。



この契約には、多くの野球関係者が眉をひそ
めた。契約時は31歳。5ツールプレイヤー
とはいえ、レギュラーに定着してまだ3年。
それまで3割を打ったこともない。何よりも
7年は長すぎる・・・。



そして、その不安は早くも的中する。
2011年は低打率にあえぎ、2012年は
怪我で3か月以上も離脱。年俸に見合う活躍と
はほど遠く、誰もが『ワースは不良債権』
いう目で見るようになってしまった。



そして、迎えた今シーズン、ワースは雑音を
振り払うかのように復活を果たす。
チームは、プレーオフ進出を逃したものの、
ワースは主にクリーンアップを務め、

打率.324 23本塁打 71打点
出塁率.398 OPS.940

という素晴らしい成績を収めた。
特に後半戦は、打棒が大爆発。7月には
月間MVPにも選出された。



だが、さすがに今シーズンは出来すぎかも
しれない。もともと実力のあるプレイヤーだが
安定した打撃成績を、継続して出し続けられ
るかは、疑問である。



もう『不良債権』とは言わせない。
そんな気概が感じられた今シーズンのワース。
来シーズンも同様の活躍ができれば、おのずと
ナショナルズの優勝も見えてくるだろう。





【2】編集後記
2歳10か月の長男の、来年から通う

幼稚園選びに迷っています(笑)

親としては、できるだけ子供に良い環境を

と考えていますが・・・^^;

私の両親も色々と提案をくれるのですが

なんだか一族で大変な騒ぎです(笑)

でも一番冷静なのは、妻かも!(笑)

英雄が見守る中で【チッパー・ジョーンズ】野球人No.253

ChipperJones 始球式

【1】今日の野球人
[選手名]チッパー・ジョーンズ
[チーム]ブレーブス 2012年引退
[生年月日]1972/4/24





ナショナルリーグのディビジョン・シリーズ
第一戦。ドジャース対ブレーブスの戦い
の火蓋は切られた。ドジャースの先発は
カーショー、ブレーブスは、メドレン。
エース同士の一騎打ちである。



1995年以来、ワールドチャンピオンから
遠ざかっているブレーブス。そんな
ブレーブスに心強い援軍が駆け付けた。
アトランタ・ブレーブス一筋22年、昨年限り
で引退したチッパー・ジョーンズが、始球式で
登場した。



伝説の英雄の登場に、会場は大興奮。
これ以上の演出はないだろう。



1995年のワールドシリーズ制覇のメンバー
であるチッパー・ジョーンズ。当時は、
将来を担う若きスラッガーとして活躍した。



今、その役割を担うのは、ジェイソン・ヘイ
ワードしかいない。チッパーからの期待を
一身に背負い、これからフランチャイズプレ
イヤーとしての道を歩んでいくのだろう。



さぁ、ブレーブス新時代の幕開けだ。

JasonHeywardチッパー




【2】編集後記
中日ドラゴンズの川上憲伸投手が、

自由契約との事。

ブレーブスでも先発投手を務めましたが

帰国後は、成績が振るわずかつての輝き

はありませんでした。

日本有数のカットボールの使い手でしたが

右肩痛に苦しみ続けているようですね。

他球団で何とか復活してもらいたいですね。



剛腕復活!【ウバルド・ヒメネス】野球人No.252

UbaldoJimenez.jpg

【1】今日の野球人
[選手名]ウバルド・ヒメネス
[ポジション]ピッチャー
[チーム]クリーブランド・インディアンズ
[背番号]30
[生年月日]1984/1/22
[2013年シーズン年俸]575万ドル





2011年シーズン夏、インディアンズは
大勝負に出た。



球団の将来を担うトッププロスペクト2人を
含む計4人
を差出し、ロッキーズのエース右腕
ウバルド・ヒメネスをで獲得したのだ。



2007年にプレーオフ出場してから再建期が
続いていたインディアンズ。久々の『勝負
モード』にスイッチを入れた、ギャンブルに
近いトレードだった。



だが、そのギャンブルは失敗に終わる。
インディアンズに加入後のヒメネスは、不調に
あえいだ。なかでも球速の低下は著しく、
100マイルを連発していた頃の面影は
なくなった。加えて、コントロールも悪化。
マウンド上でイライラしながら、自分自身と
格闘する
ヒメネス。



誰もが『ヒメネスは終わった』と感じていた。



そして迎えた2013年シーズン。一応は先発
ローテーションに入っていたヒメネスだが、
期待はされていなかった。試合を壊さず、
イニングだけ稼いでくれればいい、首脳陣は
そんな程度の期待だったのだろう。



しかし、このヒメネスが驚きの復活を遂げた。
シーズンの後半戦に入ってから、見違える
ようなピッチングをみせたのだ。



かつてのパワーピッチングから、技巧派に
転身。球速の低下を補うように、
変化球と
組み合わせた
緩急をつけたピッチングを披露。
三振の山を築いた。



今季最終戦に登板した際は、ツインズ相手に
圧巻の13奪三振。新たなスタイルが確立
されたと言っていいだろう。



今年は久々のプレーオフに進出したインディ
アンズ。そして、ヒメネスとの契約は、あと
1年残っている。今シーズン後半のピッチング
を引き続き披露する事ができれば、エースの
座をマスターソンから奪う事さえ可能だろう。



先発投手不在が危惧されていたインディアンズ
だが、今シーズン、多くの若手先発投手たちが
台頭してきた。さらにヒメネスの復活もあり、
来シーズンも計算が立つ先発投手が揃う。



これは、2014年も面白くなりそうだ。





【2】編集後記
昨日のワイルドカード同士の対決、

レイズ対インディアンズは、

4-0でレイズが勝利しました。

実は私、インディアンズファン歴

20年以上
になります(笑)

コラムの内容が偏らないように気を

つけていますが・・・(笑)

今年は、6年ぶりのプレーオフに

出場したインディアンズ。

惜しくも敗れてしまいましたが、

良く頑張ってくれました!

ありがとう、フランコーナ監督!

パイレーツのキーマン【ラッセル・マーティン】野球人No.251

RussellMartin.jpg

【1】今日の野球人
[選手名]ラッセル・マーティン
[ポジション]キャッチャー
[チーム]ピッツバーグ・パイレーツ
[背番号]55
[生年月日]1983/2/15
[2013年シーズン年俸]650万ドル




現地時間10月1日、遂にナショナルリーグ
プレーオフが、幕を開けた。



まずは、ワイルドカード同士の対決、
パイレーツ対レッズ。1戦のみの、緊張感
あふれる決戦だ。




結果はみなさんもうご存知だろう。6-2で
パイレーツの快勝。20年連続負け越しチーム
であったパイレーツが、次のステージへとコマ
を進めた。



この試合、パイレーツの先発投手だった
リリアーノの好投も光ったが、やはり女房役の
ラッセル・マーティン2本塁打が効いた。



元々、パンチ力のある打撃ではあるが、
シーズン中は、好不調の波も大きい打者。
一般的に、こういった短期決戦で不調の波が
訪れると、修正が間に合わないまま終わる事が
多い。どうやら、マーティンは好調の波が来て
いるようだ。



しかしマーティンの真骨頂は、守備とリード。
特に、こういった1戦も落とせないプレーオフ
では、1球のミスが命取りとなる。若い選手が
多い中、常勝軍団のドジャースとヤンキースで
修羅場をくぐってきたマーティンの経験は、
何よりも大きい。



パイレーツの『顔』と言えば、ドレッドヘアの
5ツールプレイヤー、アンドリュー・マカッ
チェン。マカッチェンが打てば、チームは盛り
上がる。



だが、プレーオフでの『影』のキーマンは
マーティンだろう。監督としては、この男と
共に、心中するぐらいの覚悟だろう。



それにしても、ヤンキースは何故マーティンと
再契約しなかったのか。昨年末にヤンキース
が契約を見送った際に、多くのMLB関係者が
口にしていた事だが。年俸総額の削減とはいえ
今年のヤンキースの凋落ぶり、特に捕手の人材
不足は、本当に痛々しかった。

※ヤンキースの捕手事情のコラムはコチラ
   ↓      ↓
yaqjin.blog.fc2.com/blog-entry-239.html



ヤンキースは今シーズン末、新たに捕手を補強
するのか?再び札束攻勢で、大物選手を引っ
張ってくるのか?ストーブリーグが楽しみだ。









【2】編集後記
中日ドラゴンズの次期監督に、

2011年まで務めた落合博満氏


再び候補に挙がっているとの事。

これ、完全に迷走しています(笑)。

この2年間は何だったんでしょうか^^;

悪循環に入ってますね・・・。

これぞ4番とエース!【デビッド・プライス、エバン・ロンゴリア】野球人No.250

Longoria4番

priceエース


【1】今日の野球人
[選手名]エバン・ロンゴリア
[ポジション]サード
[チーム]タンパベイ・レイズ
[背番号]3
[生年月日]1985/10/7
[2013年シーズン年俸]600万ドル

[選手名]デビッド・プライス
[ポジション]ピッチャー
[チーム]タンパベイ・レイズ
[背番号]14
[生年月日]1985/8/26
[2013年シーズン年俸]983万ドル




アメリカンリーグのワイルドカードは
残り1席。現地時間9月30日に
幻の163試合目、レイズ対レンジャーズ戦が
行われた。
91勝71敗で並んだ両チームで、
1試合のみの決戦が行われた。



結果は、皆さんご存知のように、レイズの
完勝!
名将ジョー・マッドン率いるレイズが、
見事プレーオフ進出のチケットを手に入れた。



この緊張溢れる試合で、レイズは野球という
チームスポーツの『本質』を教えてくれた
気が
する。打の柱である『4番』と、投の柱である
『エース』。精神的支柱でもある2人が活躍
すれば、チームは勝つ。



まずは4番打者であり、チームの顔である、
エバン・ロンゴリア。1本塁打を含む3安打
2打点
。特に3回の本塁打は、
チームに勢いを
つけた。これぞ4番の仕事。



期待のルーキー、ウィル・マイヤーズを弟分の
ように従え、リーダーとしての風格がでて
きたロンゴリア。2022年まで結んだ長期
契約が、フランチャイズプレイヤーとしての
自覚を生んだのだろう。



そして、もう一人の立役者、デビッド・
プライス。今や球界を代表する左腕にまで
成長した、レイズのエース。この試合で
9回を118球で投げ切り、7安打2失点の
完投勝利
。最高の仕事をしてくれた。



レンジャースのDHには、禁止薬物使用で
出場停止中だったネルソン・クルーズが復帰。
だが、4打席見事に抑え込んだプライス。
もし、クルーズが打っていたら、レンジャーズ
は勢いがついていただろう。こういった
キーマンをしっかり抑え込むあたりが、
エースと呼ばれる理由なのだろう。



昨年は90勝しながらプレーオフに進出でき
なかったレイズ。しかし、今回の勝利で
マッドン監督になってから4回目の進出と
なる。恐るべしマッドンの手腕、である。



10月2日は、インディアンズとの戦いが
待っている。フランコーナ監督との
『名将対決』が楽しみだ。






【2】編集後記
作家の山崎豊子さんがお亡くなりに

なりました。

私も山崎さんの作品は大変好きでした。

なかでも『華麗なる一族』『沈まぬ太陽』

は、ドラマも大変素晴らしかったです。

もう一度原作を読んでみたくなりました。

ご冥福をお祈りいたします。