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去りゆくアスリートたち ~その7~【マーク・プライアー】野球人No.381

Mark Prior 引退5 

【1】今日の野球人
[選手名]マーク・プライアー
[ポジション]ピッチャー
[生年月日]1980/9/7





その男が最後にメジャーリーグに登板したのは
2006年。既に8年の歳月が流れていた。



最高級のストレートを持つ、剛腕右腕
マーク・プライアーだ。



その実力は、大学時代から既に全国区クラス。
2002年にカブスに入団するや否や、すぐに
ローテーションに定着。ケリー・ウッドと共に
カブスのWエースとして、先発投手陣を
支えた。



ウッドも剛腕右腕だったが、制球力とボールの
キレはプライアーの方が、数段上だった。



100マイル近いストレートを、コーナーに
投げ分ける事ができたプライアーは、
面白いように三振を奪っていった。

Mark Prior 引退 

2003年には211イニングを投げ、

18勝6敗 防御率2.43 245奪三振
WHIP1.10 

という、サイヤング賞クラスの活躍で、
カブスをプレーオフへと導く。
(サイヤング賞投票は3位)



プライアーの実力は、偉大な大投手ロジャー・
クレメンスと比較され、誰もがこの若者に
絶大な期待を寄せていた。



しかし、これがプライアー最後の輝き
なってしまう事など、この時誰が予想できた
だろうか。



この2003年以降、プライアーは怪我を
頻発する。特に、投手の生命線である、
右肩と右ひじの故障は、この後のプライアーの
野球人生を大きく狂わせる事になる。

Mark Prior 引退3 

大学時代から常にスポットライトが当たり
続けていた人間にとって、マイナーとリハビリ
の日々は、本当に地獄だっただろう。



しかし、多くの球団がその男の復活を信じて
いた。2007年にカブスを退団した後も、
毎年違うチームから、契約の打診があった。



2008年、サンディエゴ・パドレス
2009年、サンディエゴ・パドレス
2010年、テキサス・レンジャーズ
2011年、ニューヨーク・ヤンキース
2012年、ボストン・レッドソックス
2013年、シンシナティ・レッズ



多くのスカウトたちが、あの2003年の
投球を忘れる事ができなかったのだ。
『プライアーはいつか必ず帰ってくる』と。



しかし、現実はあまりに残酷だった。
冒頭に書いたように、プライアーは2006年
を最後に、結局一度もメジャーのマウンドに
上がる事はなかった。

Mark Prior 引退2 

2013年の12月、ついにプライアーは
現役引退を表明し、長い長い戦いは終わった。



元ソフトバンク・ホークスの斉藤和巳もそうで
あったように、怪我をする前の自分の投球
イメージを、簡単に捨てる(忘れる)事が
できないのだろう。



そして我々ファンも、全盛期の投球を
求めてしまう。天才ゆえの宿命だ。
短命だっただけに、その実力が余計に
輝いて見える。



はかなく美しい、天才投手であった。




【2】編集後記
先週末の東京は、歴史的な大雪でした。

私の住んでいる地域(名古屋)も、

かなり積もりましたが、やはり我々は

雪に弱いですね^^;

すぐにパニック状態に陥ってしまいます。

今週も、まだまだ寒さが続くようです。

皆さん、お気をつけて!

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