巨漢のシンカーボーラー、セントルイスへ【ジャスティン・マスターソン】野球人No.553
- 2014/08/01
- 07:00
【1】今日の野球人
[選手名]ジャスティン・マスターソン
[ポジション]ピッチャー
[チーム]セントルイス・カージナルス
[生年月日]1985/3/22
[2014年シーズン年俸]976万ドル
例年に比べ、静かな7月だ。
トレードデットラインを間近に控え、噂は
チラホラ出るものの、動きとしては非常に
少ない。
そんな中、『大トレード』と言う程でも
ないが、オールスターに出場経験のある
選手が動いた。
インディアンズの投手、ジャスティン・
マスターソンがカージナルスに移籍のだ。
交換相手は、ジェームス・ラムジーという、
24歳の若手有望株。
ここ数年、インディアンズのエースとして
君臨していたマスターソン。投球の約7割は
90マイルを越えるシンカーという、メジャー
を代表するシンカーボーラー。このシンカーと
スライダーを組み合わせ、ゴロの山を築くのが
マスターソンのスタイル。
昨シーズンに投手として一皮むけた感があり、
インディアンズ投手陣を引っ張った。ただ、
今シーズンは序盤から不調で、現在ヒザを
故障しDL入り。元々苦手としていた左打者
にも今年は滅多打ちされている。そういった点
から評価が落ち、マイナー有望株1人との
交換となったようだ。
今年いっぱいでFAとなる為、昨年から
契約延長の交渉が続いていたのだが、
結局交渉は纏まらずにいた。
インディアンズの監督はレッドソックス
時代の恩師でもあるフランコーナ。
フランコーナに絶大な信頼を寄せている
マスターソンは、契約年数を短縮しても
良いので、何とか残留したいとまで
言っていたのだが・・・。
対するカージナルスは、現在ナ・リーグ中地区
3位。今年もこの地区は大混戦で、順位が
コロコロと入れ替わる。カージナルスは
ウェインライトが絶対的なエースに君臨する
ものの、マイケル・ワカがDL入りし、4番手
以降に不安が残る。そこでマスターソンに
白羽の矢が立ったという訳だ。