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わかりやすく解説します、野球の数字~その5~【QS】野球人No.581



こんにちは、
管理人のマツダタクヤです。



8月ももう残りわずか。
だんだん秋らしくなってきましたね。



MLBも10月のプレーオフ進出に向け、
各チーム、ラストスパートに入りました。
皆さんのごひいきのチームはいかがですか?



さて昨日は、投手の指標であるWHIP
ご紹介致しました。WHIPはここ数年で
ずいぶん浸透してきましたね。



防御率は、自責点さえ与えなければ、
何本ヒットを打たれようとも変化は
ありません。WHIPはそういった点を
補ってくれるくれる指標と言えるでしょう。



そして今日は、クオリティースタート
(通称:QS)について、ご説明したいと
思います。



まずそもそも、チームの監督は先発投手に
求める事とは、なんでしょうか?



監督の考え方によって様々だと思い
ますが、まず『試合をつくる』事が
挙げられます。

Madison Bumgarner 戦力分析

序盤に大量失点を与えてしまったり、球数を
多く投げ過ぎて早い回に降板してしまう事、
これを『試合を壊す』と言います。



序盤に大量失点を与えると、チームの戦意は
明らかに喪失します。また、先発投手が
早い回に降板してしまうと、リリーフ陣に
大きな負担がかかり、ひいては長いシーズン、
リリーフ陣の疲労の蓄積に繋がります。

Justin Verlander 2014年前半誤算2

ですので、先発投手には、少ない失点で
なるべく長いイニングを投げてもらいたい
のです。



そこで、先発投手の最低限の
基準(試合をつくったという基準)を、
数値化したのが、クオリティースタート
(以下QS)です。



QSの基準は、

6回以上投げて自責点3以内

です。



6回というと、だいたい100球前後
投げたあたりで、そこを自責点3以内に
抑えれば『合格』
という訳です。



長いシーズン、この基準を毎回クリアする
のは相当タフな事です。

Corey Kluber 嬉しい誤算 2014年前半2

投手は調子の良い日もあれば、悪い日も
あります。

ボールが滑る日もあれば、マメがつぶれる
日もあります。

通常、投球数が100球に近づくにつれ、
スピードやキレは落ち、ボールは高めに
浮いてきます。

シーズン終盤ともなれば、間違いなく体の
どこかを痛めています。



などなど、色々と言い訳をしたくなると思い
ますが、どんな理由があるにせよ、
1年で35回前後の与えられる先発の機会で、
毎回QSを達成する事を求められます。



そして、QSを高い確率でクリアできる投手
こそが、
やはり『エース』と呼ばれる投手
なの
でしょう。



現在、ヒジを痛めているヤンキースの
田中投手ですが、前半戦の活躍は凄まじい
ものがありました。ルーキーながら、抜群の
安定感を披露。崩壊したヤンキース投手陣の
中で孤軍奮闘し、12勝を挙げました。



そんな中、田中投手が記録した
16連続QS。

田中将大 嬉しい誤算3

これは本当に凄い記録です。



ただ、ドジャースのカーショウ、
マリナーズのヘルナンデス等、
『超一流』とよばれる投手たちは、
このQSを、高い確率でクリアし、
尚且つそれを何年も続けています。



田中投手も怪我を克服し、来年以降も
このQSを、高い確率で
クリアしていって
ほしいですね。

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