こんにちは、
管理人のマツダタクヤです。
レギュラーシーズンも残り1ヶ月。
いよいよ大詰めを迎えました。
7月末に、超大型トレードを行った
アスレチックスとタイガースが、
予想外の失速。そして、両チームとも
まさかの首位陥落・・・。
う~む、今後も目が離せません!
さて、今日は『守備の指標』について
解説していきたいと思います。
打者の数値、投手の数値に比べ、
守備力を数値化する、というのは
とても難しい事でした。
しかし、多くの統計学者や、野球識者、
そしてスポーツデータ分析会社がこの課題に
取り組み、今ではとても信頼性の高い指標が
確立されました。
それが『DRS(守備防御点)』と
呼ばれるものです。各選手の守備力が、
+(プラス)、-(マイナス)で算出
されます。
簡単に説明すると、平均的な守備力を
プラスマイナス0として、それよりも多く
打球を処理すれば+、少なかった場合は-の
ポイントが与えられます。
これは、非常に複雑な計算処理を経て、
算出されます。
算出方法を書くと、もの凄く長くなる為、
ここでは割愛しますが、このDRSは、
スポーツデータ分析会社が考案した、
非常に『客観的な』指標です。
今では日本でも浸透してきた指標です。
今までの守備の評価は、評価者の主観に依存
してきました。アクロバティックなプレーや
派手なプレーは、どうしても上手く見えて
しまいがちです。
しかし、このDRSが一般的になってからは、
ゴールドグラブ賞受賞者でも
『本当に上手いのか?』
といった疑問が投げかけられるように
なりました。
このDRSの犠牲者(?)となったのは、
ヤンキースのジーター。
ジーターと言えば、華麗なジャンピング
スローが印象的ですよね。
2004年~06年、2009年~10年と
5度もゴールドグラブ賞を獲得。
しかし、DRSが非常に低い事でも有名に
なってしまいました。2006年~08年の
3年間のDRSの合計点は、なんと
-68
これは当時のレギュラーショートで
最下位の数字でした。
そして現在、DRSが非常に高い選手が
メジャーで活躍しています。
ブレーブスのアンドレトン・シモンズ、
ブルワーズのカルロス・ゴメス、
オリオールズのマニー・マチャド
彼らは、見た目だけでなく、DRSも
もの凄い高い数値を記録しています。
下記、2013年のDRSデータです。
アンドレトン・シモンズ +41
カルロス・ゴメス +38
マニー・マチャド +35
皆さんも、雑誌でよく見かけると思います
このDRS。ご自身で実際のプレーをご覧に
なったうえで、DRSの数値を参考にして
みて下さい。
さて、今日で9回目を迎えた、
【野球の数字解説編】も
一応、最終回です。
いかがでしたでしょうか?
今後も色々な企画を行っていこうと
思います。
取り急ぎ、多くの読者の方から、
ボールパーク特集のご依頼を頂いて
おります。
私もMLBの球場は大好きですので、
是非ともピックアップしていきたいと
思います。少々お待ちください。
明日からは、また通常のコラムです。
今後とも、どうぞ宜しくお願いします!